5. マレーシア、カタール、アルメニアに行こう:タテブ修道院

Day4:2023/07/25(火)

この日は、事前に日本でツアーを申し込んでいまして、それに参加します。アルメニアで一番行ってみたかった、タテブ修道院

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カスケードのタマニャン像の前で、8時集合。このツアーは20人程度の中規模ツアーでした。なんと、18人がロシアからの旅行者(ロシア語)、私とキプロスの女性(英語)という、マイノリティのマイノリティ(笑)久しぶりのこの感じ。移動はバンです。

ガイドさんはロシア語と英語の両方で随時ガイドをしてくれます。すごい情報量でプロのガイドさんはやはり違うね。タテブは遠いので、移動に半日かかるのですが、途中の景色が大変すばらしかったです。車窓からやっとアララト山が見えました。美しい!

ちょっと走ると、全然違う光景が広がります。

ランチはオプションでして、時間短縮のために先に注文する形でした。

ちなみにツアーではお水とガタ(ローカルお菓子。スコーンみたいな焼き菓子で、ほんのり甘くておいしいです)もくれます。

トイレ休憩は1回。30分ぐらいの休憩で10時ぐらいに到着。必要な人は遅い朝ごはんをどうぞ、って感じでした。

私はそんなにお腹が減っていないので、トイレのみ。ここから1時間半ぐらい走って、涼しげなスポットに立ち寄ります。

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ちょっとしたお店と、トイレもありました。

滝です。マイナスイオンを存分に浴びます!この日はまだよいほうで、ガイドさん曰く、すごいときだと、歩けないぐらいの観光客がくるらしい。

私はあまり自分の写真を撮ることが好きではないのですが、他の皆さんはいろいろなポーズをとっていて面白い。

ここから、またちょっと走ります。

まずは腹ごしらえ。この時点で13時半ぐらい。

事前に注文していた割に、出てくるまで時間がかかりました(笑)

私はドルマキプロスのお姉さん(ギリシア語の先生!)は、ケバブ

たくさんあって、食べきれない。

最後はお店がサービスで出してくれた、自家製ウォッカをぐいっと。それが正式なスタイルよ、とお姉さんが教えてくれて、チャレンジ。いやー強いけど美味しい!癖がなくてするっと体に浸透します。

お土産でいろいろ売っていました。ロシアの方は結構、ドライフラワーをあちこちで買っていました。どうするの?と聞いたら、ハーブティーらしいです。喉とかに良いからと大量に買ってました。なるほどー。ちなみに、スーパーでお茶のコーナーに行くと、結構いろいろなハーブティを売っていました。Made in Armeniaと書かれているので、バラまきのお土産にぴったりです。私もたくさん購入しました。

さて、ここからちょっと進んだら、目的地、タテブのロープウェイ乗り場です。

ギネスにも載っている、世界で一番長いロープウェイ。

ロープウェイ往復は、時間が決まっていました。

時間が来たら乗ります。片道12分。載っている間は説明の音声が流れます。日本と一緒だね。

いい眺め。

到着するとまずはお店があって、修道院です。

通訳の時間を考えて、先にロシア語のツアーをして、そのあとに英語のツアーをしてくれることになり、とりあえず私とキプロスのお姉さんはフリータイム。一緒に回ります。

アルメニア修道院・教会は、とにかくシンプル。ごてごてした装飾がありません。女性はスカーフをかぶるように言われますが、どこの教会でも入り口で貸してくれるので大丈夫です。

ガイドさん曰く、イコンや彫刻は持たないらしいです。教会は宗教要素だけでなく、学校として、要塞として、政治の場として、避難場所としての機能を持っていたとのこと。この後の他の場所でも、アルメニアは地理上、他国から侵略されやすかったということが関わっていました。

ちょうど、祝福をしているときに立ち会うことができました。お姉さんいわく、最近結婚したカップルみたい、とのこと。アルメニア教会の神父さん(?)は、風貌が独特です。

敬虔な方が多く、十字を何度も切ったり、ろうそくを立てる方がたくさん。キプロスのお姉さんもろうそくを買っていましたが、なんと1本は私に、とくださいました。自分だったらそんなことしないだろうから、利他精神というのか、ペイフォワードというのか、自分を反省しました。

さて、ガイドさんと合流して、お話を聞きながら回ることに。下の写真の中央に見える塔(?)は、揺れるとわかるらしいです。まさかの地震の感震計?と思ったら、それだけではなくて、侵略で軍隊とかが来ると馬などで地面が揺れると。その目的がメインのようです。しかし、こんな大昔にその機能を持つなんてすごい。

入口が半地下みたいになっていますが、これはわざとで、身をかがめて入るようにするためのものとのこと。お辞儀する形になるので、相手への尊重を示す、促すための機能らしいです。なるほど。茶室と似てるね。

また、アルメニア教会特有のハチュカルがたくさん見られます。教会の歴史やいわれなどが書かれているらしいのですが、日本語の古文と同じで、現地の人でも読めないらしい。

昔のオーブン。パンを穴の中で焼くとのことですが、インドのタンドールが地中に埋まっている感じ。

風景も素晴らしい。ここでは目視では見つけるのが難しいのですが、どこからともなく川の水が流れるような音が聞こえます。これもこの土地の特徴みたい。

横の小部屋に聖人が埋葬されているのですが、アルメニア教会のルールではなくなった身体は聖堂内に入れてはいけないらしいです。なのでメインの建物の外に埋葬して、そのあとに、外側の壁を作り、聖堂側に穴をあけるのだとか。下の不自然な小部屋はそれとのこと。

最後に入り口横の教会にも寄ってみます。が、とっても小さい。

今ふと思い出したのですが、先ほどの修道院と入り口のものは、建物の形が違うと言っていたような。入り口のは四角で十字架の形、メインのほうは何かアーチ状?と言っていたような、それぞれ意味があるとも言っていたような…ふんふんと聞きながらすぐに忘れるアラフォー。

さて、ロープウェイに乗って戻ります。ちなみに車で来るなら、このくねくねを登ってくることになります。これは地形をそのまま利用している自然の道らしいです。

ガイドさん曰く、アルメニアは北から南まで見ると、全然気候が違って、別の国みたいらしいです。そして、このタテブのある南の地域は、方言だったり、独特の文化が残っているらしく、次に来るときはぜひ、数日間滞在して!と力説されていました。確かに面白そうなんだよね。

さて、これでおしまい…かと思いきや、ツアーはもう一つ残っています。ワイナリーの見学です。18時ぐらいで、もう疲れてる(笑)

 

www.hinareniwine.am

ここでもロシア語ツアーと英語ツアーに分かれて、ワインの製造についてお話を聞きます。いろいろなツアーでこのワイナリーは組み込まれているみたい。使うブドウや熟成のために使う樽、はてまてボトルまで、こだわりぬいた製造をされていました。

20代の若手の作り手がいらっしゃって、この方がヨーロッパでしっかり勉強されていたらしく、これからどんどん伸びていきそうな会社という印象を受けました。どうやら受賞経験もあるらしく、ただしこちらのワインはまだ日本にはないとのこと。(ヨーロッパやアメリカには輸出しているみたい)。最後はテイスティングで美味しくいただきました。私はワインをあまり飲まないので、正直、味はよくわからない(笑)キプロスお姉さんはお好きらしく、白が美味しいわ、とおっしゃっていました。

ほろ酔いで、バスに乗り、帰りは爆睡。エレバンには21時ぐらいに到着でした。

もう疲れてご飯はいいかな~という気分。オペラ座のほうに行ったら、何かのイベント?集会?をしていました。そのあと、遅い時間に大通りで行進(ストライキ?)みたいなこともしていました。

日中が暑いから、日が暮れてから皆さん動き始めるね。22時ぐらいとかでも小さい子が外に出ていました。