6. マレーシア、カタール、アルメニアに行こう:ホルヴィラップ、ガルニ神殿、ゲガルド修道院

Day5: 2022/07/26(水)

この日は別のツアー会社で、お出かけすることに。

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他の旅行者とお話していても、結構Getyourguideでツアーを申し込んでいる方、多かったです。

https://www.getyourguide.com/

(なぜかプレビューが出ない…)

 

集合場所は旅行会社の前。前日とは違い、今度は大きな観光バスが何台も並んでいました。ザ・ツアーって感じ。オフィスでチェックインして、自分の乗るバスの番号を教えてもらいます。

席は自由席。一人旅行者の方も多かったのですが、申込者も多くて、ほぼ満席でした。私の隣はイタリア人(歴史の先生)。仲良くなってこの後の帰国まで、何度か一緒に過ごすことに。これも縁ですね~

全部で30~40人ぐらいだったかな。今度は、ガイドさんは英語のみで対応です。昨日までは全然見なかった、アジア人の旅行者(中国、韓国)も。結局、滞在中、他の日本人には会わなかったなあ。

昨日と同じく、ガイドさんの街の紹介を聞きながら、まずはホルヴィラップに向かいます。あ、ちなみにタテブもこのツアーも、バスに乗るなら右側をお勧めします。アララト山が見えるのが、往路は常に右側だったので。

エレバン近郊なので、40分ぐらい?走って到着。丘の上に見えるのが目的地です。

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丘の上から下を見下ろすとこんな感じ。とてもエレバンから20~30㎞しか離れていないとは思えない。。。

まずは入ってガイドさんの説明を聞いて、フリータイムです。各場所1時間ぐらいずつ、フリータイムがありました。

まずは大聖堂…の前に、横にある建物へ。ここのポイントは、地中深くに作られた部屋です。歴史上、ここに13年間も投獄されたという逸話があるのです。中に入れますが、入口出口は同じなので、ちょっと待ちます。

垂直に近いはしごで上り下りするので、思ったより大変。上るときには強かに階段で膝を打ちました(泣)

こんな日の差さない暗闇の中で13年間なんて、気が狂わないのだろうか。

大聖堂の中は大変こじんまりしてました。

ここは壁の外に出ると、駐車場の反対側を見ることができます。5分ぐらい坂を登る必要があるけど(笑)

こちら側はアララト山側。そしてすぐそこが、トルコとの国境です。のんびりした美しい風景だけど、2国間は仲が悪いのよね(最終日に訪問したアルメニア人の虐殺博物館に話がつながります)

さて集合時間も近づいてくるので、トイレによって戻ります。ここは有料トイレでした。入り口横、100AMD。

このツアーでもおやつにガタを配ってくれました。ちなみにこれは、エレバンにあるGrand Candyというお菓子屋さんで買えます(後述)

さてさてソビエト時代の工場街や団地を通り過ぎて次のポイントへ。

近くの湖で写真休憩です。

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湧き水ではなく、雪解け水と言っていました。上から見下ろす形ですが、水の色が美しい!そしてなんと、ここでツアー参加者みんなの集合写真を撮ることに。(なんて日本的)そして、その写真は、数日後に、メールでデータが送られてきたのです。素晴らしいサービス!!

湖の反対側はこんな荒野。

さて、ここからガルニ神殿へ。高低差があって、この移動が風景と共にとても面白かったです。

小さな街に入ると、もう神殿です。

バスの停車場からちょっと歩いていきます。

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やっぱり最初はガイドさんの案内で回ります。壁の中は、緑とお花がいっぱいの素敵な場所でした。

奥のほうにずんずん歩いていくと、見えるのですよ神殿が。

今まではみんな大聖堂とか修道院とかだったので、こんなヘレニズムスタイルの建築が見られるなんて、全然雰囲気が違います。しかもこのような開けた自然の立地と相まって、美しいです。

昔のお風呂が残っていたり。

モザイク画も。(写真が悪い…同じものがエレバンの博物館でも展示されていました)

そして神殿の中へ。

太陽の神殿ということで、夏至の日になると、ちょうど太陽の光が天井から入り、それが部屋の中を反射して、祀っているところを照らすらしいです。本当に古代の人たち、すごいなあ。オリジナルは倒壊しているので、修復された状態が今のものですが、修復自体が大昔ですから、時の流れを感じます。

そして建物周辺には、symphony of stonesと呼ばれる、柱状節理の地層を見ることができます。オルガンの鍵盤のような形なので、Symphony。

こりゃ、ブラタモリ案件だな。

昔の教会後も残っています。よく見ると、十字架の形をしてる。

ちなみにここは入り口横に、無料トイレがありました。

名残惜しいですが、バスに戻ります。

途中はおみやげ物屋さんが並びます。ただし控えめ。

ガタ、売ってるよ

普通のお宅にも、ブドウがたわわに実ります

さて、そろそろおひるごはん。書き忘れていましたが、前日のツアーと同じように先に、バスの中で注文するスタイルでした。メニューは写真を忘れましたが、ベジタリアンフードか、チキンか魚。オプションなのでいらないでもOK。その時にはメインディッシュは出ないけど、サラダとか副菜は食べてもいいよ(料金込み)らしいです。

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ラバッシュの作り方講座と昼食会場は同じでした。

まずは伝統的なパンの作り方の説明を聞きます。美しいお庭の奥に説明会場があるのです。ここで私はお庭の何かの植物に反応して、急にアレルギー症状。くしゃみが停まらず本当に困りました(泣)みんなに心配される始末…

まずはプロのお母さんたちが見せてくれるのですが、ガイドさんが「何千回と見てるけど、いまだにどうやってやっているのかがわからない…」と零すほど、華麗な手つきで生地を薄く破かずに伸ばします。

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それを、地中の窯に貼り付けます。大体最初は失敗すると。窯にパンを食べてもらう、というようです。失敗作は家畜の餌になる。

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焼き方も見た目もインドのナンにそっくりなのですが、生地の薄さが全然違います。窯に貼り付けてすぐに(数十秒?)焼きあがって、お母さんは素手で拾います。すごい。

熱々もおいしいですが、少し冷めると、薄い分生地がぱりぱりになって、それもおいしいです。乾燥している場所なら、半年は保存OKとのこと。

ツアーの参加者から希望者が挑戦していましたが、やっぱり窯に貼り付けるのが難しい。大体の人は、生地が落下していました。

さて、良いころ合いになったらランチタイム。やっぱりハーブが美味しい。メインディッシュは写真忘れました(笑)チキンを普通に焼いたものとポテトです。

ここはカード支払いOKでした。

さて、お腹もいっぱいになったら、最後にゲガルド修道院です。

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岩山の中にひっそりとあります。(よって、少し坂を登る)

よく見ると岩山に十字架が。命綱なしであれを持って登って設置したらしい、とガイドさんが言っていましたが、本当ならすごいことです。さて外側は他の修道院と同じじゃない?と思うかもしれないのですが、中がすごい。

こんなレリーフがあったり

医師の教会。左は天国、右は地獄(とガイドさんは言っていた)

また、2Fがあってホールになっています。上から降り注ぐ太陽の光が美しい。ここは音の反響が素晴らしく、なんとツアー客のおひとりが、ここで賛美歌を歌ってくれました。もう感動。

谷崎の陰影礼賛を思い出します。闇と自然光。

ある目に来たら、絶対、ゲガルド修道院を訪問することをお勧めします。

ちなみに教会裏の川の横にトイレがあります。ここも100AMD。

なんというか、ジョージアに行ったときにも思いましたが、厳しい自然の中にぽつんとある修道院。今はいくらでも交通手段がありますけど、建立当時など、どれだけの深い気持ちで神に仕えたのかと、私にはとても想像できません。

入口には願掛けのポイントがありました。小石を壁に入れられるとよいみたい。

さて、これにてツアーは終了。この日は意気投合したイタリア人のNさんと、飲みに行くことに。

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ひたすらビールだけ飲む、何も食べないという潔い飲み方(笑)お互いの旅行のスケジュールやこの後の予定などを交換していて、せっかくなので翌日の夕ご飯と金曜日の観光を一緒にすることに。こういう偶然の出会いも面白いね。だから旅はやめられない。私は本当に、対人運が良いと思います。

ほろ酔い気分で歩いていて、21時近く。そういえばあれを見に行かないと!ということでRepublic squareへ。何かというと、噴水が毎晩、踊るのです(笑)

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ちょうど21時から始まります。家族連れや旅行者がたくさん集まっていました。

1時間ぐらいで終わるかなーと思ったのですが、22時を過ぎても終わる様子がない(笑)もう疲れて、22時半で撤収しました。新旧、有名な曲に合わせて噴水がカラフルに踊ります。家族連れやカップルに良いですね!

そういえばハチャトゥリアンは、アルメニアの人でした。