4. ブルネイに行こう:ロイヤルレガリア、シティセンター、ボートツアー(夜)

続き

 

ちょうどよいお昼の時間だったので、目の前にあるヤヤサンでご飯を…ついでにお土産も物色しようかなーと思い中に入ってみました。

www.bruneitourism.com

が…閑散としていて、いわゆるシャッター街。これもハリラヤの影響かしらん。各所のブログで取り上げられているこちらのお土産店も、いまいち。

ただですね、ちょうどその向かいにある蜂蜜屋さんで日本語が聞こえまして。何かなーと思ったらたぶんツアー客の方で、現地ガイドの方が案内されていました。ブルネイといえば針のない蜂。その蜂蜜が売っているようで、よしよし、ここがお土産場所だな、と。また後日ゆっくり来ることにして、フードコートへ。

広々としていますが、お客さんは少ない(笑)いろいろな料理のお店が並んでいます。うーんと悩みましたが、ここはローカルフードのソトを食べてみよう!と入り口近くのお店へ。

www.yayasancomplex.com

メニューは写真がすべて載っていて、マレー語がわからない私にはありがたや。ただし、何が載っているか、どんな違いがあるのかがよくわからない。ということでお店の方に聞きながら決定。とりあえず彼女が好き、というオーソドックスな肉団子のものを。麺も2種類から選べるらしいですが、これまた彼女のおすすめの太麺を。

面白かったのは、日本と同じように呼び出しのベルを渡してくれるのですが、お客がとりに行くのではなく、お店の人がその音を頼りに席まで持ってくれるとのこと。いやーらくちん。ついでに怪しいジュース(甘いだけ)も購入して、いただきます。

麺は出汁が利いていておいしいです。安いしボリュームたっぷり。肉団子はですね、だいぶ粗びき&肉々しい感じでして、私は1個でお腹も心もいっぱい。ここでも味変の調味料がたくさんきます。チリだったりお酢だったり、醤だったり。これまた楽しい。さくっとローカルフードを安く食べたい方には、こういうところがやっぱりお手頃ですね。

あとはこちらの地下には大きなスーパーマーケットがあります。感覚的にはちょっとだけ高級志向?レジ前にはお寿司とかありましたよ。スーパーによって品ぞろえが違うので、あちこちは行ってみると面白いと思います。

 

ちなみにこちらのセンターは、1F にチップトイレがあります。あとはKFCの中にも無料トイレがあります。(センターのトイレかと思って知らずに入ったら、KFCのトイレだった笑)

さてここから暑い中を歩いて、ロイヤルレガリアへ。(車社会だから本当に歩いている人がいない。歩く人=旅行者らしい)

www.bruneitourism.com

珍しく、靴を脱いでから入ります。

入口の扉を開けると、目の前に大きな馬車!チケットは観光客と現地の人で金額が違います(昔はみんな無料だったみたい)。アジアはこういうところが多いね。また、荷物は基本的にロッカーへ。

ここは王族(現国王がメイン)の歴史や各国の贈答品が展示されています。ちょうど団体さんが(多分中国の方)ガイドツアーをしていて、横で盗み聞き(笑)国王の肖像画の前で次のお話を聞きました。

・王様の正式名が長い!(早口言葉みたいでした)

・現在の国王は大変人気があるけれど、ご本人は過剰に奉られたくない、みんなと同じという考え。

この後、国王の幼少期や今までの歩みが写真や模型などいろいろな方法で展示されていますが、確かに素晴らしい方(イケメンでもある)なんだなと感じました。国内の教育や経済に対して制度や設備を整備し、発展に大きく寄与されています。これは人気がありますね。お店やホテル、各ご家庭でも写真が飾られています。展示内容によっては写真がNGでして、そういう場所には警護の方がきちっと対応されていました。

ぱっと見るとそんなに広くない建物なのですが、奥に空間が広がっていて、じっくり見ると2-3時間ぐらいかかります。せっかくなのでのんびり時間をかけるのをお勧めします。

さあ、次どうしようかな、と思ったら、先ほどのガイドさんが目の前に。ちょっと雑談したら、「隣のHistory Centerがおすすめだよ」と言ってくれたので、そちらに行くことに。本当にお隣です。いわれなかったらちょっと入りづらい感じ。

www.tripadvisor.com

さて入ろうと思って扉に手をかけたら、自動で開いたのでえー自動ドア!と思ったら、中のスタッフさんが開けてくれたのでした(笑)ジローラモさんのアジア版みたいなイケオジでして、弾丸トークとともに。どこからきたのーなんでここにきたのーなんでスカーフまいてるのーとか。受付のお姉さんも苦笑い。全然中に入れない。一通り満足したら、さっといなくなりました。。。

中の展示はブルネイの国の歴史や農産物などがたくさん展示されていて、学校の校外学習で絶対来るんだろうなーと思うような内容でした。最初のほうはマレー語のみの説明だったのですが、途中で英語の案内も出てきますので、大丈夫です。

どのようにボルネオ島が分割されていったか、とか、独立に関する協議がされた会議室が再現されていたり。勉強になることがたくさんです。ここもじっくり見てたら1時間では足りないかも。情報で頭がパンパンになって、さすがに疲れたので外に出てお茶を求めて歩くことに。

まさしくダウンタウンという感じで、こじんまりしていますが、よく見るといろいろなお店があります。そんな中で、グーグルで評価が良かったおしゃれカフェへ。

www.tripadvisor.jp

誰もお客様がいない(笑)平日昼間だからかな。私が帰るころには、近くのオフィスで働いていると思われる方が、商談?でいらっしゃっていました。メニューはとにかく豊富で、悩みましたが、よくわからない名前のものを。

Onde Onde cafe、Cheese cake (Taro)

コーヒーのほうは、ホットミルクに好きに混ぜて、というものが一緒に出てきます。コーヒーと、シロップと、パンダンリーフのシロップ。お兄さんはパンダンリーフは最後に混ぜるのが好き、と言っていましたので、それぞれちょっとずつ混ぜながら違いを楽しみました。(正直、パンダンリーフの風味はなんと表現していいかわからない)。ケーキはタロイモがごろっと中に入っており、お腹いっぱい。電源もあり(変換プラグは必須)、大変休憩には便利で素敵なカフェでした。

ここでダラダラして、時間が来た頃に、船着き場に。すぐにお兄さんが来ましたとも。

これから日が落ちてくるなーという雰囲気で、まずはマングローブへ。再度、テングザルを見に行きます。

夕方になると集まるポイントがあるみたいで、昼間より見やすかったです。他にもボートに乗っている観光客がたくさんいて、ドライバーさん同士で見えるスポットを情報交換していました。

昼間には入らなかった奥のほうまで来て、夕日を見ていたら…あれ、なんか天気が怪しい。雨がぽつぽつ降ってきまして、避難することに。

川にはところどころ屋根付きの船着き場があり、こういう雨の避難場所のようです。私が停まったところは、陸側に廟?らしきものがありました。そのうち、ざーっとスコールが。そして雷。あっという間に真っ暗になって雷がごろごろしていて、すごい。真っ暗で何も見えない。(動画を撮ってみたけど、真っ暗で時々雷でピカっとした瞬間が見えるぐらい)

いやーこれはいつまで続くんだろうねーという感じで待っていたんですが、ちょっと小降りになったところで出発。ドライバーさんが行けるというのなら行こう!ということで雨が降る中で出発しました。船は屋根がついているんですが、布なので木で引っかかって穴があちこち開いていて、濡れます。そのまま帰るかなと思ったら、途中で止まるので何?と思ったら、なんと蛍!マングローブの根本のところで、そんなにたくさんいるわけではないのですが、ちらちらと光が瞬いています。すごくきれいです。実は初めて本物のホタルを見ました。天気が良ければもっとよかったのに…

ここからは、元の船着き場に帰らずに、ホテル近くまで行けるということで、ガドンのナイトマーケット横まで船で送ってもらいました。雨の降る中、超スピードで船が進むので、大変楽しかったです。びしょびしょになりながらも、昼夜のツアーを両方体験でき、満足でした。

宿の裏にあるお店。慌てて夜ご飯を調達。

唐揚げ作ってます。

1ドル。油と炭水化物の罪深いファストフード、ナシカト。

ちなみに、ホテルの向かいに常に行列のあるナシカトのお店がありました。行列に並ぶ元気はなかった(笑)地元の人に有名なお店とのこと。

 

ホテルに戻って、スタッフの人と雑談していたら、なんとスタッフのお母さんが作ったというソトをお裾分けしてもらっちゃいました。

昼間のソトと全然違う。いわゆる家庭の味で、スープが作る人で全然違うらしいです。麺も2種類入っていました。どうやらミックスして食べるのがローカルの人のこだわりみたい。お母さん、日本に一緒に連れていきたい、と言ったら本気で反対されました(笑)