2. バルカン半島(西側)に行こう: アブダビ→ベオグラード→ヴィシェグラード

2017年7月24日 Day3

アブダビベオグラードは約6時間のフライト。3列ー3列の何とも中途半端な規模の便。セントレアで振り替えた時点で、通路側の席は確保できていたので、まずは安心して乗りました。因みに元々の便はエアセルビア運航でしたが、変更後はエティハドの運航でした。途中1回機内食が出ましたが、とにかく眠かったのでパス。しかし深夜便なのに赤ちゃん連れが多かった。前後の席にお子様がいて、なかなか騒がしい移動でした(笑)

 

さて、オリジナルの便(EY5995)は、23日12時すぎにはベオグラードに着くものだったのに対し、振り返られた便(EY71)は、24日5時50分に到着予定のものでした。

実はここで問題が。もともとの予定では、23日PMでベオグラードの観光をして、24日の朝にヴィシェグラードに行くバスに乗って移動しようとしていました。バスは7時発。もしこれを逃すと17時発(笑)なぜこんなへんちくりんな時刻表なのか。

ともかく、7時のバスになんとしても乗りたかったのです。4時過ぎから、早く到着しろ~!と神様に祈り続け、やきもきしていたのです。ネット情報では、空港→バスターミナルはタクシーで20-30分。バスのチケット購入の時間などを逆算すると、遅くとも6時15分にはタクシーに乗らないと間に合わない。もう頭の中でどう動くかシミュレーションをしていました(笑)

(因みに間に合わなかった場合は、ドブロブニクを犠牲にして1日ずつ予定をずらすつもりでした。ただし、ホテルのキャンセル料が発生するという最悪パターン)

さて、結局着陸は5時40分。そこから入国審査(列はあれど早かった!)をパスして、Baggageの場所には6時前に到着。よし、これなら間に合うぞ、とフロアにあったATMでセルビアディナールをキャッシングし、あとは荷物がでるのを待つのみ。

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ここの空港は小さいの早く荷物が出てくると予想していたのですが、まてど暮らせど出てこない。ローカルの人も明らかにイライラしていたので、私の感覚は間違いではなかった。もう間に合わない…と思った6時20分過ぎに、出てきました!!

これだけ乗り換えする前提のフライトだから、機内持ち込みにする前提でパッキングすべきだった、私のバカ!と落ち込んでいた時だったので、助かった!

すぐさま外に出て、目の前のカウンターでタクシーのチケットをもらい、無事にタクシーへ。東南アジアみたいに、一旦受付カウンターで行先を告げて、チケットみたいなものをもらって、乗り場に行くというシステムです。お値段は、街中までで1800RSD。

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最初は1本道でやきもきしましたが、途中から高速道路に出て一気に進みます。

 

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結果、6時25分に空港を出発→6時40分にバスターミナルに到着という、ウルトラCが実現!チケット売り場へ走り、7時のヴィシェグラード行を頂戴!と叫び、無事チケットと乗り場に入るためのコインをゲットしたのでした。しかもトイレにいく時間あり。」(ちなみに売店でパンを買う時間もあったけど、買わなかった。これは後悔…)

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チケットは1906RSD、トイレは50RSD。

 

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駅の改札みたいなところにコインを入れて、乗り場に入場。ここは他のバルカン地域でもよく見るシステム。バンみたいな大型車で6時間は嫌だ…と思っていたので、一応観光バスで安心しました。また、今回訪問した地域は、みんなバスで荷物をトランクに預ける際に小銭が必要でした。(去年のバルカン東南地域には、なかったはず…) ここでは確か70RSDぐらい。車掌さんが英語NGだったのと、急いでいてひとまず何枚かお札を見せて必要な分を取ってもらったので、正確な金額は不明。お釣りを見ると、そのぐらいだったはず。

 

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車窓はコーン畑か、小さな町か。いくつものバスターミナルを経由するので、ベオグラードではスカスカだったバスも、ウジツェあたりで満席に。因みに、Mokra Doraという観光地に近い場所で明らかな休憩がありました。

 

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いわゆる山頂のレストランみたいなところ。でも、トイレは探したけど見つけられなかった…10-15分ぐらいの休憩で、人によってはレストランでサンドイッチみたいなものを注文してバスに持ってきていたりしていました。いわゆる売店はないので、結局手持無沙汰でぼーっとしていました。

 

ここを出発すると、すぐにボスニア・ヘルツェゴビナの国境です。

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出国時は制服を着たお兄さんがパスポートを回収。そのままバスは動きだし、入国後になぜかヒッピーみたいなお姉さんがバスの中を回って返却してくれました。ホットパンツにガムを噛みながら、楽しそうに返却していくお姉さん。謎の人物でした(笑)

ちなみにボスニア側は入出国時には、スタンプはありませんでした。空路だったらあるのかしら。

 

ヴィシェグラードにはバスターミナルがなく、なんと街の道の途中で降ろされます(笑)さて、宿まで歩くか…と思ったら、なんとオーナーが迎えに来てくれていました!

www.booking.com

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到着予定時間を事前にメールで聞かれていたからか。まずは街を紹介するよ、と年季の入ったVWの車で、街を一周しながらどこに何があるかを教えてくれました。それからせっかくだから、と丘の上にある教会へ。(坂がきつすぎて、きっと一人では行かなかった…)小さくて、誰もおらず、とても静かで心が落ち着く場所でした。

 

そこからはひとまず宿へ。アパートの1階の部屋を宿にしていて、家は妹さんの持ち物らしい。オーナーのAさんは、英語は時々難しいけれど、とても優しく素敵な方でした。部屋を見せて、じゃあ!っていうので、いやいやチェックアウトはどうやったらいいの?宿泊費はいつ払う?とか質問攻めにしていたら、どういう流れになったのか、「まだドライブに行くよ!」と再度外へ。

 

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まずはツアリストインフォメーションに連れてってくれ、スタッフのお兄さんにMAPと翌日のバスについて、聞くことができました。

 

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そこから、再度車に乗って、山の中にある名所を案内してくれたAさん。保養所があり、公共のハマム(ただの水でしたが)があったり。ハマムの横にはレストランがあり、ちょっと休憩。お互いのことを話していたら、ビールが出てきて名物のプレスカヴィチェや、チェバピが出てきて、結果的にお昼ご飯を一緒に食べることに(笑)。いやーおいしかった!

Aさんは、私の父と同じ年で、昔は海軍にいたとのこと。柔道黒帯!今は引退して、ヴィシェグラードに移って、キャンプやドリナ川のクルーズなどを提供する会社のオーナーでもあるそうです。もし、興味があればぜひ、下記をご覧ください(英語ではないけれど)。

obidjibosnu.com

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お腹も膨れ帰ろうとしたら、隣のテーブルのご家族が、どうやらAさんのお友達だったようで、彼らのブレキを少し持たせてくれました。名物だから食べて、と。バルカンの地域の人は皆、旅人に親切です。

アパートに帰り、Aさんとはお別れ。ちょっと部屋で涼んでから、目的のソコルル・メフメト・パシャ橋へ行くことにしました。今回の旅行の目的の1つが、この橋を見ることでした。一応、世界遺産。春ごろにイヴォ・アンドリッチの『ドリナの橋』という小説を読んでいまして、その主人公(!)がこの橋なのです。

 

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再建されているので橋自体は、新しいです。でも周囲の青々とした山とゆっくりと流れるドリナ川の上にかかっている美しい光景をみていると、人間の小ささを感じます。小説では橋は変わらず、橋の上の人々の生活が時代と共に変遷していく姿が描かれています。

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ここから3分ほどの距離に、アンドリッチの家がありますが、資料館になっているわけでもなく、ただ家が残っています。

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この後も今回の旅行先では、アンドリッチの姿や名前をあちこちで見ることになります。「ユーゴスラビア」の小説家として、偉大な存在であることを感じます。

 

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夕日がつらい…ということでもう一度宿に戻り、ちょっと薄暗くなってから、もう一つの観光地のアンドリッチグラードへ。ここは商業施設が集まったエリアで、本当はたぶんもっと賑わっていて、色々なお店が並んでいる…はずの場所なんでしょう。コンセプトは。時期が悪いのか、これが普通なのか、あまり観光客は多くなく、お店もやっているのかやっていないのか。観光地としては大事な施設になるはずなんだけどな。

 

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カフェでアイスクリーム食べながら、日暮れをぼーっと眺める。

 

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完全に暗くなってくると、人々がわらわら出てきて、橋周辺のレストランがにぎやかになります。こっちの人はそういう生活スタイルみたい。

なんだか、日本の生活がばからしくなってくる光景です。人生を楽しむって何だろうね。

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1. バルカン半島(西側)に行こう: 名古屋→アブダビ

2017年7月22日 Day 1

さて、今年はセルビアからボスニアクロアチアモンテネグロ、おまけにUAEというルートで旅をします!

 

しかーし、なんとも不穏なニュースが。前日の便は、経由地の北京の天気が悪く、15時間遅れとのこと。おいおい、なんでピンポイントに、そんなことが。前厄だから??

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空港のフライトスケジュールは、定刻。

 

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Googleやエティハドの運行情報は、前日の便の影響か、7時間遅れとか、出てこないとかとにかくおかしい。ヤキモキしながら、空港に向かいました。

ウェブチェックイン済みで、早く荷物を預けられるかと思いきや、中国人の団体さんで長蛇の列。名古屋はひとまず定刻に出るとのこと。ただし北京発は遅れるのが決定で、つまり便は振替とのこと。はい、アブダビ観光決定。モヤモヤしつつ、搭乗へ。

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ほぼ満席でした。北京までの間、慌ただしくご飯が出る。選べるかと思ったら、全くそんなことなく、機械的に和食が配られる。いや美味しかったから良いけど、品数も多くないし、期待していたぶん拍子抜け。他の中東系の方が断然良い。

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ほとんどの人が北京で降りて、残ったのは10人ぐらい。私たちの視線もなんのその、お掃除の人たちが入ってきて、CAさんも一緒になって掃除。

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ここで本来は1時間程度の停止のはずが、4時間近い停止になるため、一回飛行機を降ろされることに。外に出るとベンチには横になっている人がたくさん。時刻は深夜1時過ぎ。おいおい…と思いながらひとまずベンチへ。入国防止のために、パスポートは地上職員に預けます。近くの席にいたフィリピン人のお姉さんと仲良くなって、話しながら待てたのがせめてもの救いか。

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お姉さんの制服かわいい、しかしみんなメガネにお団子頭で同じ顔に見える…

流石に飲み物とサンドイッチのサービスあり。おいしかったですよ。グルメじゃないからね(お

4時過ぎに再度搭乗して出発。しかしアブダビ行も再度満席。すごいなチャイナパワー。名古屋→アブダビの直行だと、たぶんスカスカで採算が合わないんだろうな。

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エティハド航空の設備はなかなか面白くて、枕が割れて首を支えられたり、ヘッドセットが磁石でくっつくようになっていたり。今まで乗ったエアラインにはなかった設備でした。ただし、不満は日本語対応映画が極端に少ないのと、離陸・着陸時に見られなくなること。そういう意味では、ANAとかはずーっと見ていられるからありがたいよね。途中で軽食でチキンヌードル配ってるけど、寝ぼけてたのでお断り。

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朝食はケーキかヌードルと言われて、ケーキは甘いだろう嫌だな、と思ってヌードルを選んだら、案の定中華料理でした。

でもおいしかった、八角がほのかに効いててお肉は柔らかかった。今思うとケーキっていわゆる西洋スタイルの朝食メニュー(か蒸しパン)だったのでしょう。昔カタール航空に乗った時、超甘いパンケーキが出てきたことがあって、それを思い出してしまって。

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アブダビ到着して、Transferに行かずArrivalに進むと、左手にサービスカウンターがあります。遅延により迷惑をこうむっている人たちはみんなこっちへ。結局、ベオグラード行に乗り換えができず、次の便は夜中2時に出発なので、エティハドがホテルを用意してくれていました。昼食・夕食付。流石オイルマネー

因みにフィリピンのお姉さんは、UAEは事前ビザがないと入国できないとのことで、空港内のSleeping Podという場所が用意されていました。

 

入国後、まずは皆で用意されたホテルへ。ホテルはHoliday Inn。シャトルバスに乗っていると、ちょっと気になることが。あれ、みんな大きなスーツケース持ってる。もしや、ピックアップ必要だった??と不安になってくる。 そんなこんなで到着後、移動中に仲良くなった日本人女性と中国人男性たち(みんな偶然にもギリシア行!)と意気投合し、一緒に観光することに決定。

え?鞄ですか?やっぱりピックアップ必要だったらしいです(笑)でもホテルのスタッフの方にお願いして、バゲッジクレームにもう一回チェックインさせといてって電話をしてもらいました。まあ、もともと便を振り替えた状態でタグがついていたので、たぶん大丈夫だろうとは思いましたが、その辺にほっとかれても困るので。

ホテルの昼食はいわゆるバッフェ。インド、アラブ、西洋風など結構いろいろあり、味もおいしかった!

 

そこからまずは4人で、モスクへ行くことに。

www.szgmc.ae

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ここは、いつかは行ってみたいと思っていた場所。(NHKアラビア語講座で紹介されていたので)帰りの乗り換え時に立ち寄ろうと思っていたところを、思いがけず往路で行くことになって、ちょっとテンションが上がりました。事前情報では、アバヤを借りられるけど地下にID持っていかないといけないとか、アバヤの貸し出し無くなったとかいろいろ書かれていましたが、今は大丈夫!

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まず入り口で服装と荷物をチェックされます。ちなみに私はロンジーを着ていて大丈夫かと思いきや、スカートをめくられてNGでした。下が素足だったからかな。たくさんのアバヤ風マント?ワンピース?があって、それをかぶって入るルールです。ID不要。レンタル料も不要。因みに入場料も無料。流石オイルマネー

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ホグワーツ in UAE

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外は42度。日差しは痛い。ただ、お祈りの間は冷房がとってもよく効いていて快適でした。あちこちに警備員の人もいて、悪いことをしていると注意されます。例えば中庭は明らかに入っちゃいけないと思うんだけど、たぶん人によっては分からないのだろうね。写真を撮るのに立ち入って注意されたり。

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とにかく白亜の外観が目立つのですが、内部は大きなシャンデリアやペルシア絨毯、細かな装飾がたくさん。よく見ると所々螺鈿になってる?

 

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そこから今度はショッピングしたいとのことで、アブダビモールへ。ちなみにすべてタクシー移動ですが、安いうえに快適です。前方にメーターと運転手の顔写真のディスプレイがあり、運転手曰くスピードメーターも設置されているらしい。あちこちに警察も多く、少しでも交通ルールを破れば罰金(400DHだとか)。やっぱり法律を守ることは厳しいらしく、そういう意味では治安は世界一って言ってもいいかも。

 

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モールはとにかくハイブランドが多かった。。。私は全くショッピングする気がなかったので、解散後はひとまず地下のCOOPで時間をつぶすことに。ここもフロアが巨大でした。食品だけじゃなくて電化製品も服飾も。しかしなぜか倉庫風の内装で、微妙に薄暗く、殺風景。

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アバヤ専用洗剤と、カンドゥーラ専用洗剤。両方を間違えて一緒に洗ったらどうなるんだろう…と邪な考えが。

 

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ぶらぶら歩いて、再集合。結局みんな何も買わなかったらしい(笑)中に入っていたホテルのレストランで冷たい飲み物で一休み。目の前がビーチになっていて、水着の人がたくさんいました。アラブの国で水着って色々な意味で冒険だと思う。(主に文化的なところと、日焼け的なところ)

 

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ここから今度は8つ星ホテルというよくわからない評価の、エミレーツパレスホテルへ。一人だったら噂の24kカプチーノを飲むんだけどな。ちなみに、ホテルの門で警備員の方に服装チェックをされます。実は同行者のうち一人がハーフパンツだったため、彼は入場を断られました。向かいのホテルで待っているとのことだったので、残りでホテルの中へ。

 

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ええ、すべてが金色でもう自分の目が何を認識しているのか不明。流石エイトスター。

(ちょっと愚痴。同行者のとある人はハーフパンツで入場を断られたことに差別だと憤慨していましたが、私はそれがここの文化ならしょうがないと思っています。特に中東地域がそういうことを気にする文化なのは、それなりに有名ですから、いくら観光地でもある程度の配慮と、現地文化の尊重は最低限の礼儀だと思っています。駄目と言われているところで写真を撮ろうとしていた人なので、そういう自由な性格の方なのだと思います。フレンドリーで良い人なんですが。)

 

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因みに入場を断られた彼が待っていたのは向かいのホテル。見た目がこの世の、この時代のものとは思えない…

エミレーツパレスからは歩いて迎えに行ったのですが、UAEはタクシー移動ありきのシステムだから、歩行者用の入口が見つからない(笑)やっと駐車場のあたりから探し出しました。。。

 

ホテルに戻って、夕飯は再度バッフェ。メニューはほぼお昼と変わらず。タクシーで結構な距離を走りましたが、4人で割って、大体一人15ユーロ。

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2時発のフライトだったので、23時ぐらいにシャトルバスが出るとのこと。やっぱりちょっと疲れていたので、バーのお誘いは断って(他のメンバーは翌日朝便)、シャワーを浴びて眠気と闘いました。。。眠い目をこすりながら、ベオグラード行の飛行機へ。。。

 

 

6.イタリアに行こう: ミラノ

2015年5月4日 Day7

朝ごはんはパンチーズ卵。ウェイトレスさんがコーヒー?と聞いてくれる。

Tちゃん、私がいない間に聞かれて困っていたみたい。そうだよね、最初はドキドキするよね。多少旅慣れた私に、彼女の反応は初めての一人旅を思い出させてくれました。

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朝からケーキ!

 

まずはドゥオモへ。ドゥオモって聞くと、フィレンツェの建物のことだと思っていたから、最初にミラノのドゥオモって聞いたときに??が一杯でした(笑)

 

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最初に、入口が良くわからずぐるぐる一周しましたが、結局最初にいたところにチケットオフィスがあったというオチ。

そして外壁は細かい装飾がびっしりで、目がおかしい。リトアニアの凍れる彫刻を思い出します。

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内部はとにかく高い。ケルンの大聖堂を思い出す高さ。流石、ゴシック建築!自分が小人になった気分ですし、この中にいたら、神は天の上にいるんだなと意識させられることを実感します。

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ステンドグラスも巨大で美しい!

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さて、ここからはTちゃんの一大イベント、「ブランド品ツアー」が始まります。まずはガッレリアを抜けて、ブランドショップが連なるモンテナポレオーネ通りへ行きます。

ここでディズニー好きのTちゃんが、ここがディズニーのモデルになっていることを教えてくれました。お姉さん、ディズニーなんて10年以上行っていないよ…確かに言われてみれば、記憶の底をたどってみると、こんな感じだったなー

 

実はね、ショッピングの時の写真は1枚もなかったよ(笑)ただ、思い出してみると、まずMIUMIUに行って、ヴィトンに行って、それからTOD'Sに行ったかな?実は私はブランド物に全く興味がないので、日本でだってブランドのお店入ったことがないんですよ。それなのに、ああやって、怖そうな警備員さんが入口に立っているお店に、先頭で入るという修行。いやー今後こんな体験は二度となさそうだわ、お金持ちのパートナーができない限り。Tちゃんのおかげで、初めての経験ができました。ありがたや。

ブランドのスタッフの方は皆優しい人たちでした。MIUMIUには、日本人のスタッフの方がいて、対応してくれました。Tちゃんご満悦。

でも今でも後悔していることがワタシにはあって、彼女をきちんとフォローしなくてはいけないのに、迷って意見を聞いてくる彼女に結構適当な受け答えをしたのよね。自分で決めればいいのに、って思って、ちょっといらいらしながら。あれは大人げなかった。本当に悪いことをしたな、と思い出すたびに反省します。

 

荷物も多いので、一旦ホテルに戻って、TちゃんがせっかくだからEXPOに行こう!と提案してくれました。確かにこんな機会は、今後一生ないかも。どんなものか、(愛知万博も行かなかった人間が)、ミラノ万博に行ってみました。

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あれ?

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あれれ?

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こ、工事中…?

 

というわけで、開幕したのに、人はがらがら(ボランティアスタッフのほうが多い)、まだ準備ができていないパビリオンが多数ある、というイタリア時間の流れる状態でした(笑)

二人で大笑いしながら、ひとまずぐるっと。結構距離がありますが。外観だけでも面白いところがあったので、いくつか写真を載せます。

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奥のスロバキアが目立ってるけど。

われらが日本は、ちゃんと食堂もできていて、そこそこ行列ができていました。入るのに結構な待ち時間だったので、並ぶのはやめました。でもメディアで見ていると、結構盛況だったんですね。

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美農吉とか、ココイチとか。流石、イベント+€の良いお値段でした。

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そして異彩を放っていたのはトルクメニスタン。特に内容は何もなかったんですが。

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フルーツとかアハルテケとか推しで、しかも入口にVIPルームもあって、これは近いうちにトルクメニスタンに行くしかない、と私のリストの上位に浮上しました。

 

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ミラノ万博は食がテーマって聞いていたので、どんなに世界中の料理がたべられるのかと思いきや、全く準備が完了しておらず、唯一のフードコートもやってるんだか、やってないんだか。建物の万博って言ったほうが正確なぐらい。

チョコレートでお腹は膨れないよ!とがっかり。結局、何も食べられず、本日の夕食は駅地下のスーパーマーケットで。

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寿司です、見ての通り。海外のお寿司は、面白半分でよく買います。魚の味が全くしないマグロでした。いや、さっぱりしていてこれはありなのかもね。

これが最終日の晩餐…

5. イタリアに行こう: ヴェネチア→ミラノ

2015年5月3日 Day6

 

相変わらずの雨。今日は移動日。朝に少し余裕があるので、荷物を預けて、再度ぶらぶらすることに。

そういえば、今日は日曜日。観光地も朝はのんびり。途中の教会のミサにもぐりこんだり、COOPに入って土産物をチェックしたり。(写真が全くないのはなぜか。)

 

とりあえず駅にめぼしいものがないかぶらぶら。…特になし。でも、この駅の隣にある教会が個人的にはよかった。写真撮影不可だから何もないのだけど、壁も天井も絵で覆われて、前方にはバチカンでみたような大きな柱のゲート。たまたまミサの時間だったから空いていたのかな?最後通りかかったら、扉が閉まっていたもの。ラッキー。

www.tripadvisor.jp

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さてさて、ここからミラノに移動します。12時50分発。1時間に1本みたい。ここに来た時とは違って、フリードリンクもなし。若いお兄さんが、車内販売やってたな。所要時間2.5時間。

 

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ミラノの駅は、ザ・ヨーロッパの駅って感じ。高いアーチ型の天井。そして、ヴェネチアの駅が小さかったせいか、ミラノの駅は地下街も発達していて、巨大~!という第一印象でした。(といっても、東京駅にはかなわない。)

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外観は国会議事堂みたいな感じ。重厚で巨大で、圧倒される雰囲気。駅前は広場になっていて、色々な人が座っていて、「都市」っていう感じがする分、物売りみたいな方も多い。天気が悪いのも相まって、ちょっと不安な雰囲気。

 

ホテルはここから徒歩3~5分ぐらい。近い!amadeusというホテル。

www.hotelscombined.jp

まあ部屋の狭さはもう慣れたさ。。。ひとまず部屋でくつろぐことに。テレビを見ていたんだけど、ちょうどアニメチャンネルで、ドラえもんとか戦隊ヒーローものとかで、なかなか面白い(笑)イタリアのドラえもんは、みんな日本名のままでしたよ!

 

実は今日のメインイベントは、最後の晩餐を見ること。事前予約制、でも取るのは難しい…という噂を聞いていたので、迷わずお金を払って外部委託しました。お願いしたのはここ。対応も早く、安心です。私のメモによると、一人3200円でした。

www.amoitalia.com

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最寄りの地下鉄駅から、10分ぐらい歩いたかな…?途中で、落書きを消すボランティア集団がいたり。ちゃんとした絵ならまだしも、落書きは駄目よね。しかも落書きがあるだけで、治安悪いんじゃない…?と不安をあおるし。この古い建物や雰囲気を尊重したほうが良いんじゃないのー?と思うわけです。

 

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こんな建物が見えてきたら、ここが最後の晩餐の場所です。教会と隣り合わせだったから、入口間違えちゃった。まずはチケットオフィスで予約したチケットをもらって、時間まで待機。

入口外が小さな広場になっていて、いくつかベンチもあります。30分ごとの入れ替え制で、とにかく入場のステップは厳しかったです。ちゃんと日本語音声ガイドを頼んでおいたので、建物入場後はそれを聞きながら全室で待機。きちんと前のグループがいなくなったら、案内されるのですが、クリーンルームか!というぐらい、前後の扉を同時に開けない。(後ろが閉まったら、前が開く。エアシャワーはないです笑)

 

もちろん写真撮影は禁止。中はひんやりしていて、絵は思っていたよりずっと大きい。本とかではテーブルの上ぐらいまでしか見えないことも多いのだけど、実物はテーブルの下の足元も見える。実はキリストの足元の部分は扉を作るために壁を抜いて無くなったとのこと。今でこそ、なんてことを!と思うけれど、作った当初はこんなに残るなんて思わないわよね。しかも食堂の(単なる)壁なんだし。全体的にはザラザラしていて、やっぱりキリストの頭に目線が行ってしまう。

それから実は反対側の壁にも絵が描かれています。こちらもお忘れなく。

 

30分なんてあっという間。でも本物が見られてよかった。古いものはどんなに頑張ってもいつかは朽ち果てるもの。それからバーミヤンパルミラみたいに、何が起こるかなんて誰もわからない。だからこそ、チャンスがあるのなら絶対に見られるものは本物を見たほうが良いのだと思うのです。

 

ここから晩御飯を食べに、ひとまずガレリアへ。ぶらぶらして、目についたところに決定!

www.tripadvisor.jp

結構、低評価だったのね。私たちには十分なレストランでした。ウェイターさんが当たりだったのかな?確かに請求額は良い値段で、場所代取りすぎー(1人5000円ぐらい取られたみたい。約2000円/皿ね。)

ミラノといえば、これだよね。

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生ハムー!ミラノ風リゾット!カツレツ!

外のテラスで食べました。カフェだから、中でちょろっと飲んでいる人もいるし、ジェラート持ち帰りの人も。生ハム、おいしいよね。カツレツ、薄くてサクサクしておいしかった。もう食べ物で思い残すことはないって、私のメモに書いてある(笑)

あとはティラミスを食べました。生クリームいっぱいで、あんまりティラミス感がなかった。ローマで食べたPOMPIのほうが、よく知っているティラミスだったね。

 

ドゥオモのライトアップを見ながら、帰りました。

 

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4. イタリアに行こう: ヴェネチア

2015年5月2日 Day5

 

朝食はこじんまりした部屋で。クロワッサンとか、ハムチーズ、ヨーグルトとか。コーヒーは機械があったな。

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あまーい

10時ごろゆっくり出かけたら、すでに外は観光客でいっぱい…何はともあれ、バポレットに乗ろうと駅前のチケット売り場に行ったら、すでに行列。すごい。。。中に入ったら運よく座れたので、景色を見ながら中心地まで。

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ひとつ前の列に座った3人父子。後ろから見るとそっくりで、ほほえましかった(笑)

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ゴミも物資も人も、物流はすべて船頼み!どんな建物にも船着き場があって、これが水の都か、と面白かったです。

 

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サンマルコ広場で降りてみたんですが、考えが甘かった。人だらけ、観光場所(鐘楼とか宮殿とか)はみーんな大行列。ディズニーランドに匹敵。各国からツアー客もたくさん。こりゃ、ガイドブックに載っているような観光名所は入るの不可能だな…と朝一番にあきらめがつきました(笑)ディズニーランドなら、「ここから90分」とかあるけど、こんなところにあるはずもなく。一体どのくらいみんな待つつもりなんだろうか…と並んでいる人の我慢強さにびっくりします。

 

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興味深いものがたくさんあるのに、人の多さに萎える…

 

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あきらめて、ぶらり路地散歩。もう迷路みたいで、自分がどこに向かっているのか全く分からない。もはやベネチアに住むしか、この町を攻略する術はないのか。

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腰を痛めそう。ゴンドリエールは皆、大分年上のおじ様たちだったし。

 

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散歩も飽きたし、ちょうど近場にあったアカデミア美術館へ。

イタリア絵画はあんまり詳しくないので、山田五郎さんが彼氏だったらなーと思う。旅に出ていつも思うのは、本当に自分は何も知らないってことね。旅の前の事前学習、本当に大事。

 

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この美術館は展示方法が面白かったかな。大広間の天井角にも絵が。バルコニーから除かれている感じ。

朝は曇っていたけれど、美術館から出たら雲が晴れていて、更なる散歩日和。目についたファストフードで、お昼ご飯。一人9ユーロぐらい。

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(余談ですが、私の記憶力すごい。2年前のメモも取っていないレストランを一発で見つけられちゃった。自分で考えて歩くから、なんとなく覚えているのよね。)

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そろそろゴンドラ乗ろうかな、と適当に目についた乗り場に。20分80ユーロぐらい。定番だけど、ゴンドラは絶対乗ったほうが良い!水の都は、船に乗ることで全く見え方が変わります。水位が…とかたまに聞くけど、こりゃすぐに水没しちゃうわね。時々説明をしてくれるゴンドリエーレ、寡黙なおじさまでした。

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渋滞中。

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カナルグランデに出ると、さすがに波が高く揺れる。流れも強いしタクシーもすぐ横を通るから、よくもまあ手漕ぎで進めたものだと驚きました。

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向かいの教会に入ってみたり。ぶらぶらしたり。

 

疲れたので一度宿に戻ることに。Tちゃんはお疲れで昼寝。夜ごはんもいらないって。私一人で、再度散策。

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駅から出て右側は、急に都会的。水の都の趣ゼロ。

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こんなものも発見。(左のお兄さん、すごくタイミングよくカメラ目線だ。)

 

ご飯どうしようかなーとふらふらしていて、昨日入ろうか迷った某レストランに。しかしこれが今回の旅の唯一の失敗でした!!

いや、自分が悪いんだけどね、入口のウェイターさんのオススメだっていうパスタをメニューも見ずにそれでいいわって言っちゃったのよね。その結果がこれ。

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おい、誰がこんな豪華なパスタを注文した?この瞬間、ああやられたーとがっくり。ええ、おいしかったですよ。サービスだって、食後のシャーベットもくれたよ。でもさあ、請求額は結構なぼったくりでしたよ。いや、どれだけ良いレストランで、新鮮な良い食材を使っているかはわからないわよ。それでもちょっと…というぐらいの値段でした。高い勉強代でした。

みなさま、メニューはちゃんと見て注文しましょう!!

前日のレストランのすぐ近くのお店ですが、そこそこ評判も良いらしいので、お店の名前は控えます。

 

本当はベネチアングラス・ムラーノグラスが欲しかったんですが、どのお土産やもニセモノか?という気持ちが拭い去れず、結局100%ベネチア産ではない、ガラスのピアスを買いました。いいです、デザインが気に入りましたから。

3. イタリアに行こう: ローマ→ヴェネチア

2015年5月1日 Day4

 

今日は、真実の口にまず行くことに。たぶん行列だろうな…と思い、開始時間に合わせて出発。

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地下鉄の駅を降りて、右手に広場と遺跡を見ながら、教会へ。今日もいい天気。10分ぐらい歩いたかなー?

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9時30分少し前で、すでに大勢の人が。韓国人の団体さんの後ろについたら、すぐ私たちの後ろに現地の学生さんの団体が。社会科見学かしら。

 

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手が噛まれずに済んでよかったー

 

こちらはスタッフの人が、カメラを預けると写真を撮ってくれるのですが、もう慣れたもの。さくさく進むので、そんなに待ち時間は長くないです。世界各国から来るから、お客さんに合わせて挨拶するし、フレンドリー。日本人と分かると、「ラッスンゴレライ」。なぜそれ(笑)無料で撮ってくれますが、教会なので寄付をお気持ちで。と言われます。思っていたより、顔の大きさは小振りでした。

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外の行列が嘘のように、中は静かで素晴らしい装飾。これは絶対中に入るべきです!

 

またえっちらと競技場の横を歩いて、ホテルに一回戻ります。実は移動日。

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テルミニ駅のカフェでランチ。このサンドイッチ、大きかったけどおいしかった。イタリア旅行で一番おいしかったものかも(笑)

 

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これには乗っていない(笑)

イタロで移動かと思ったけど、結局私たちは普通の特急だったような…電車でベネチアに向かいます。

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チケットは日本で予約したのですが、旅行会社の人、気を利かせて二人とも窓際にしてくれていました。個人的には1列で取ってくれたほうが、トイレに行きやすかった(笑)

なぜかフィレンツェあたりで制御の故障により、1時間ぐらい停止。移動は絶好の昼寝タイムです。しかもベネチアは終点だったので、さらに安心して眠れる(笑)ちなみに、ドリンク1杯とお菓子が無料で配られました。私たちの席は最後のほうだったのか、ドリンクの選択肢が少なかったけど(笑)あとは名鉄ミュースカイみたいに、車内誌があったり。私のはす向かいにカップルが座っていたのですが、とにかく彼氏が彼女に甘えていて(ひざまくらしてもらって、ずーっと抱きついていた。彼女は頭をなでたり。)、これはイタリアスタイルなのか!と面白かったです。

 

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あいにくの雨。

駅をでたら目の前に、運河!うわー本当に水の都だ、と驚きました。テンションアップ。

ホテルは、駅からすぐのIL MERCANTE DI VENEZIA。

www.ilmercantedivenezia.com

お土産の連なるメイン通りの、気を抜くと通り過ぎそうな小道へ曲がるとホテル。この小道、すごーく素敵なバルがあったんだけど、結局行けなかったわ…

しかしベネチアは総じて高い。ホテルも1泊2万円近くまで跳ね上がりました。そのくせ部屋は狭い。金持ちの観光地だわ…

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ひとまずご飯を食べに、メイン通りを散歩。ジェラートのお店があったり

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もちろん仮面はお約束

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橋を越えたあたりのレストランに。たぶん、ここだったはず。メモがない。

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ツナサラダだから、とマグロの刺身とかを想像していた私がバカでした。まさか本当のツナサラダだとは。

 

すごく狭いところで、アメリカ人夫婦とドイツ人夫婦に挟まれたテーブルに。でも店員さんはすごく愛想がよいし、いいレストランだと思いました。日本語メニューあり。なぜか写真を撮り忘れたけれど、イカ墨スパゲティーに挑戦しましたよ~全然臭みがなくて、お歯黒にもならず、イカの味が濃くておいしかったです。

両側のご夫婦もとてもノリが良く、ちょっと世間話をしながら、待ちました。店員さんが少ないのか、ちょっと時間がかかったけどね。

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腹ごなしにジェラートを食べつつ、夜景を見ながら宿へ。

 

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2. イタリアに行こう: バチカン、ローマ

2015年4月30日 Day3

朝ごはんはパンにチーズにハム、たまごetcetc...いわゆる普通の冷たい朝ごはん。ここで昨夜、ジェラートと共にひそかに買っていたティラミスをオープン!

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嗚呼、幸せ。

Tちゃん、ちょっと引き気味だったけど(笑)

まず、今日はバチカンに行くことに。チケットは日本で購入済みだから、楽ちんと思っていた私が甘かった。

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地下鉄の駅を降りると、人!人!人!しかも、ツアーの客引きが多すぎる。3歩進めば客引きに声をかけられる。要らないと突っぱねてとにかくずんずん歩いて行ったのに、この信号で、駄目押しで、チケット持っていても「ツアーナラサラニハヤイヨ」とそそのかされ、参加することに。と言っても、日本語はないので英語ツアーに。しかし、結論としては参加しなくても良かったのでは?20ユーロも余分に払ってしまったよ、とほほ。。。

 

個人的な感想としては、

メリット

・それなりに説明してくれる。

・有名どころの作品のみピックアップして、サクサク回れる。

デメリット

アテネの学堂は見ない

・最後は放置プレイ。システィーナ礼拝堂に入った時点で、ガイドはどこかに消える。何の説明もないため、他の参加者と??となりながら、流れ解散。

不明点

・チケット持っているけど、ツアー不参加組との、入場までの待ち時間の比較

 

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入口は右と思わせといて、奥の小さい穴。フェイントだ。。。

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やっぱりアポロンとラオコーンは外せないね。想像より小さかったです。(弓をひくヘラクレスぐらいのイメージがあったのよね。)

Tちゃんを引っ張りまわしていることは認めつつ(彼女は私ほど興味がなかったかも)、ちょっと罪悪感も感じつつ、とにかくガイドに引っ付いて回る。ゆっくり見るとルーブルみたいに何日もかかるのでしょうね。今思うと、途中でドロンしてもばれなかったかも。個人で好きなようにゆっくり見るのが一番ですよ、やっぱり。

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しかし広すぎでしょ。迷子になったら、一生出られなさそう

 

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システィーナ礼拝堂内は、撮影禁止でした。神聖な場所なので、中にいる係員の人はとにかく「静粛に!」と注意していました。礼拝堂は、もう息をのむ美しさです。あの雑誌でしかみたことのない天井画。あまりの巨大さに、遠近感が狂いました。天井見すぎて、首が痛い。。。

それから最後の審判。あのブルーの鮮やかなこと。ああ、もっとキリスト教について勉強しておけばよかった。といつも以上に後悔です。

(イタリアには行けないけれど、という方には、徳島の大塚美術館をお勧めします)

 

さて、出口を出たら行先を見失うことに。ガイドもいないし、構内地図もない。ひとまずクーポラの上に上がってみる?一人7ユーロ。でも途中からは300段ぐらい階段です。覚悟がないとむーりー

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上にはちゃんと見学者通路があり、クーポラをぐるりと回れます。

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よくガイドブックに載っている景色もばっちり。いやーさすがカトリック総本山。

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当時、これだけの装飾の華やかなものを見せられたら、私もカトリック教徒になろうかしらって、思うわね。(不謹慎)

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うっかり見過ごしそうな片隅に、あのピエタもあります。(ガイドブック未読キケン)

だんだん装飾の過剰さと建物の巨大さと人の多さに、感覚がマヒしてきて、そろそろ脱出しようか…となりました。

 

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ひとまずパンテオンに向かってあるきつつ、お昼ご飯をどこかで食べようと計画。いい天気です、絶好の散歩日和。

 

もう、どこでご飯が食べられるかわからないので、ひとまず目についたここでランチ。

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流石観光地!日本語メニューがあって、スタッフも悪くなく。外の席で食べました。マルガリータアマトリチャーナと、一度試してみたかったアーティチョーク

…うーんアーティチョークの美味しさは、私にはわからなかった(笑)今後またどこかで挑戦してみたいものです。ご飯はおいしかったですよ。

 

GoogleMapを存分に活用しながら、パンテオンに向かいましたが、途中の路地も雰囲気抜群で素敵でした!

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たぶん素敵なお店がたくさんだったんだろうな…お金と時間があれば

 

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パンテオンは外から見ると、ボロい…という印象だったんですが、入って圧倒されました。この円が不思議な空間を形成していて、なんていうか精神的に不安になるような、でも一方で神秘性を感じるような、そんな印象を受けました。実はローマで一番印象が強かった場所。ちょうど名古屋から、マンドリンの演奏チームが来ていてコンサートをしていたのですが、マンドリンって音が小さいので耳を澄ませていても聞けず。残念。

 

ここから今度は、コロッセオを目指して散歩です。

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"omnes viae Romam ducunt" すべての道はローマに通ず

 

さて、今後行く方に絶対言っておきたいのは、「コロッセオのチケットは、フォノロマーノで買ったほうが良いでーす!」

コロッセオのチケット売り場は、行列です。途中歩いている途中でいくつもフォノロマーノのチケット売り場があったのですが、まあいいだろうと高をくくっていたら、やられました。人数に対して売り場が2つぐらい?1時間ぐらい並びました。しかももうすぐ閉館時間…やきもきしながら並びましたので、絶対に事前購入をお勧めします。

 

 

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中はごつごつ、思っていたのと違う…

 

確かに巨大なんだけど、5万人も本当に入るのかしら?という印象でした。実は機内で映画グラディエーターをちら見していたから、ちょっと感慨深かったです。地下は迷路のようになっていて、舞台もあって。のっぺりした会場だと思っていたので、とても意外でした。写真で見ると目がおかしくなりそう(笑)

 

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帰りは疲れたので、スーパーでお惣菜購入。テレビを見ながらのんびりしました。