1. バルカン半島(西側)に行こう: 名古屋→アブダビ

2017年7月22日 Day 1

さて、今年はセルビアからボスニアクロアチアモンテネグロ、おまけにUAEというルートで旅をします!

 

しかーし、なんとも不穏なニュースが。前日の便は、経由地の北京の天気が悪く、15時間遅れとのこと。おいおい、なんでピンポイントに、そんなことが。前厄だから??

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空港のフライトスケジュールは、定刻。

 

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Googleやエティハドの運行情報は、前日の便の影響か、7時間遅れとか、出てこないとかとにかくおかしい。ヤキモキしながら、空港に向かいました。

ウェブチェックイン済みで、早く荷物を預けられるかと思いきや、中国人の団体さんで長蛇の列。名古屋はひとまず定刻に出るとのこと。ただし北京発は遅れるのが決定で、つまり便は振替とのこと。はい、アブダビ観光決定。モヤモヤしつつ、搭乗へ。

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ほぼ満席でした。北京までの間、慌ただしくご飯が出る。選べるかと思ったら、全くそんなことなく、機械的に和食が配られる。いや美味しかったから良いけど、品数も多くないし、期待していたぶん拍子抜け。他の中東系の方が断然良い。

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ほとんどの人が北京で降りて、残ったのは10人ぐらい。私たちの視線もなんのその、お掃除の人たちが入ってきて、CAさんも一緒になって掃除。

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ここで本来は1時間程度の停止のはずが、4時間近い停止になるため、一回飛行機を降ろされることに。外に出るとベンチには横になっている人がたくさん。時刻は深夜1時過ぎ。おいおい…と思いながらひとまずベンチへ。入国防止のために、パスポートは地上職員に預けます。近くの席にいたフィリピン人のお姉さんと仲良くなって、話しながら待てたのがせめてもの救いか。

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お姉さんの制服かわいい、しかしみんなメガネにお団子頭で同じ顔に見える…

流石に飲み物とサンドイッチのサービスあり。おいしかったですよ。グルメじゃないからね(お

4時過ぎに再度搭乗して出発。しかしアブダビ行も再度満席。すごいなチャイナパワー。名古屋→アブダビの直行だと、たぶんスカスカで採算が合わないんだろうな。

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エティハド航空の設備はなかなか面白くて、枕が割れて首を支えられたり、ヘッドセットが磁石でくっつくようになっていたり。今まで乗ったエアラインにはなかった設備でした。ただし、不満は日本語対応映画が極端に少ないのと、離陸・着陸時に見られなくなること。そういう意味では、ANAとかはずーっと見ていられるからありがたいよね。途中で軽食でチキンヌードル配ってるけど、寝ぼけてたのでお断り。

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朝食はケーキかヌードルと言われて、ケーキは甘いだろう嫌だな、と思ってヌードルを選んだら、案の定中華料理でした。

でもおいしかった、八角がほのかに効いててお肉は柔らかかった。今思うとケーキっていわゆる西洋スタイルの朝食メニュー(か蒸しパン)だったのでしょう。昔カタール航空に乗った時、超甘いパンケーキが出てきたことがあって、それを思い出してしまって。

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アブダビ到着して、Transferに行かずArrivalに進むと、左手にサービスカウンターがあります。遅延により迷惑をこうむっている人たちはみんなこっちへ。結局、ベオグラード行に乗り換えができず、次の便は夜中2時に出発なので、エティハドがホテルを用意してくれていました。昼食・夕食付。流石オイルマネー

因みにフィリピンのお姉さんは、UAEは事前ビザがないと入国できないとのことで、空港内のSleeping Podという場所が用意されていました。

 

入国後、まずは皆で用意されたホテルへ。ホテルはHoliday Inn。シャトルバスに乗っていると、ちょっと気になることが。あれ、みんな大きなスーツケース持ってる。もしや、ピックアップ必要だった??と不安になってくる。 そんなこんなで到着後、移動中に仲良くなった日本人女性と中国人男性たち(みんな偶然にもギリシア行!)と意気投合し、一緒に観光することに決定。

え?鞄ですか?やっぱりピックアップ必要だったらしいです(笑)でもホテルのスタッフの方にお願いして、バゲッジクレームにもう一回チェックインさせといてって電話をしてもらいました。まあ、もともと便を振り替えた状態でタグがついていたので、たぶん大丈夫だろうとは思いましたが、その辺にほっとかれても困るので。

ホテルの昼食はいわゆるバッフェ。インド、アラブ、西洋風など結構いろいろあり、味もおいしかった!

 

そこからまずは4人で、モスクへ行くことに。

www.szgmc.ae

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ここは、いつかは行ってみたいと思っていた場所。(NHKアラビア語講座で紹介されていたので)帰りの乗り換え時に立ち寄ろうと思っていたところを、思いがけず往路で行くことになって、ちょっとテンションが上がりました。事前情報では、アバヤを借りられるけど地下にID持っていかないといけないとか、アバヤの貸し出し無くなったとかいろいろ書かれていましたが、今は大丈夫!

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まず入り口で服装と荷物をチェックされます。ちなみに私はロンジーを着ていて大丈夫かと思いきや、スカートをめくられてNGでした。下が素足だったからかな。たくさんのアバヤ風マント?ワンピース?があって、それをかぶって入るルールです。ID不要。レンタル料も不要。因みに入場料も無料。流石オイルマネー

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ホグワーツ in UAE

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外は42度。日差しは痛い。ただ、お祈りの間は冷房がとってもよく効いていて快適でした。あちこちに警備員の人もいて、悪いことをしていると注意されます。例えば中庭は明らかに入っちゃいけないと思うんだけど、たぶん人によっては分からないのだろうね。写真を撮るのに立ち入って注意されたり。

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とにかく白亜の外観が目立つのですが、内部は大きなシャンデリアやペルシア絨毯、細かな装飾がたくさん。よく見ると所々螺鈿になってる?

 

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そこから今度はショッピングしたいとのことで、アブダビモールへ。ちなみにすべてタクシー移動ですが、安いうえに快適です。前方にメーターと運転手の顔写真のディスプレイがあり、運転手曰くスピードメーターも設置されているらしい。あちこちに警察も多く、少しでも交通ルールを破れば罰金(400DHだとか)。やっぱり法律を守ることは厳しいらしく、そういう意味では治安は世界一って言ってもいいかも。

 

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モールはとにかくハイブランドが多かった。。。私は全くショッピングする気がなかったので、解散後はひとまず地下のCOOPで時間をつぶすことに。ここもフロアが巨大でした。食品だけじゃなくて電化製品も服飾も。しかしなぜか倉庫風の内装で、微妙に薄暗く、殺風景。

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アバヤ専用洗剤と、カンドゥーラ専用洗剤。両方を間違えて一緒に洗ったらどうなるんだろう…と邪な考えが。

 

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ぶらぶら歩いて、再集合。結局みんな何も買わなかったらしい(笑)中に入っていたホテルのレストランで冷たい飲み物で一休み。目の前がビーチになっていて、水着の人がたくさんいました。アラブの国で水着って色々な意味で冒険だと思う。(主に文化的なところと、日焼け的なところ)

 

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ここから今度は8つ星ホテルというよくわからない評価の、エミレーツパレスホテルへ。一人だったら噂の24kカプチーノを飲むんだけどな。ちなみに、ホテルの門で警備員の方に服装チェックをされます。実は同行者のうち一人がハーフパンツだったため、彼は入場を断られました。向かいのホテルで待っているとのことだったので、残りでホテルの中へ。

 

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ええ、すべてが金色でもう自分の目が何を認識しているのか不明。流石エイトスター。

(ちょっと愚痴。同行者のとある人はハーフパンツで入場を断られたことに差別だと憤慨していましたが、私はそれがここの文化ならしょうがないと思っています。特に中東地域がそういうことを気にする文化なのは、それなりに有名ですから、いくら観光地でもある程度の配慮と、現地文化の尊重は最低限の礼儀だと思っています。駄目と言われているところで写真を撮ろうとしていた人なので、そういう自由な性格の方なのだと思います。フレンドリーで良い人なんですが。)

 

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因みに入場を断られた彼が待っていたのは向かいのホテル。見た目がこの世の、この時代のものとは思えない…

エミレーツパレスからは歩いて迎えに行ったのですが、UAEはタクシー移動ありきのシステムだから、歩行者用の入口が見つからない(笑)やっと駐車場のあたりから探し出しました。。。

 

ホテルに戻って、夕飯は再度バッフェ。メニューはほぼお昼と変わらず。タクシーで結構な距離を走りましたが、4人で割って、大体一人15ユーロ。

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2時発のフライトだったので、23時ぐらいにシャトルバスが出るとのこと。やっぱりちょっと疲れていたので、バーのお誘いは断って(他のメンバーは翌日朝便)、シャワーを浴びて眠気と闘いました。。。眠い目をこすりながら、ベオグラード行の飛行機へ。。。