翌日はいい天気!
本当はもっと早く宿を出ようと思ったのですが、ここのチェックアウトのルールを聞き忘れており、ぐるぐる悩んだ末にスタッフの人を起こす羽目に。…何もいらないんですって。ホステルは場所によってルールが違うから、聞き忘れるとこんな羽目になるのを改めて実感。悩んでた時間はなんだったのか。
8時30分に宿を出て、まずは東大寺に。本当に気持ちの良い天気。鼻歌が自然に出る(笑)しかし南大門に着くまでの風景が、全く中学の修学旅行の時の覚えているものと違う。なぜだ…当時はどんなルートで行ったのか、15年も前になると記憶はあてにならないものだ。南大門には布がかかっているのだけど(暖簾みたいなやつ)、風にたなびく姿を見ていると、飛鳥時代も同じ風景だったのかと妄想して、なんとなく胸が熱くなります。
青く広い空の下の大仏殿。遠目から見ても巨大なのに、当初は今の1.5倍だったとは。中に入ったら、記憶の風景と同じ。ここの大仏様は180度見られるから面白い。中学生当時に、柱の穴に挑戦したけれどよく通れたとびっくり。今は…もちろん無理です。
そこから鐘を見つつ、二月堂と法華堂に。法華堂は修復していたらしいのだけど、シロアリに蜂に、アライグマ?!の被害があったとのこと。よくよく考えてみたら、こういう木製のものが何百年も残っているというのは、驚くべきことなのね。法華堂はたぶん人気がないのだろうね。有料だし。拝観する人が少なく、休憩がてらゆっくり座って仏像を見ることができました。本尊も面白いけれど、四天は表情とポーズが豊かでもっと面白い。
そこからのんびり若草山の横を歩きながら、春日大社へ。若草山も緑がまぶしい。せっかくなので、鹿せんべいを買ったら来るわ来るわ。でもああやって店先で売っているせんべいを何が何でも食べてやろうと襲撃せずに待っている鹿たちはお利口ね。
春日大社は特別拝観中。せっかくなので入ってみる。藤も終わりごろ。そんなに古くは見えないけれど、実は古い灯籠に夜、火が入ったら幻想的なんでしょうね。
この時点で11時前。早めの昼食にしようか法隆寺に向かおうか悩む。本当は茶がゆを食べて見たかったのだけど、どこも11時から。待つのもなんだか気が向かず、法隆寺で食べられると信じて、東大寺を後にすることに。
バスに乗っていて、そういえば奈良国立博物館には来たことがなかったと気づく。次はここだ!