法隆寺は近鉄だとなかなかアクセスが悪い。ここは断腸の思いでフリーパスはあきらめ、JRを使用することに。他のお寺と一緒で駅から門前町があるのかと思いきや…結構離れているんですねー。たぶん修学旅行とかはバスで移動したのでしょう。全く覚えがないもの。
お昼ご飯は法隆寺前にある某レストランに。茶がゆのセットがあったのだけど、売り切れなんですって。しょうがないので、おすすめの竜田揚げ定食に。待っていたら、隣の新しいお客さんには「セットはないけど、単品の茶がゆはできますよ。」
…何!?茶がゆ頼めるんじゃん!お姉さん言ってよ~竜田揚げもおいしかったですが、私の想像していた竜田揚げとは違ったので(普通のから揚げに近かった)、頭にたくさんのはてなマークが飛んだ昼食でした。
ちなみに斑鳩地区は、竜田揚げをローカルグルメにしてるみたいです。ちはやぶる~とか嵐吹く~で始まる、百人一首でおなじみの竜田川があるかららしいですよ。
元百人一首部員としては、「ああっ、なるほど!」
法隆寺は拝観料の高さにくじけながらも、入場。前に並んでいる人が言っていたけれど、「文化財保護とか考えると、多少高くても仕方がないよね。」
全くの同意です。
入ってすぐに、スタッフの人の説明が始まってラッキー。回廊から中央を眺めながら話を聞いていましたが、ふとこの感じ、ウズベキスタンのヒヴァと同じだーと思いました。
エンタシスの柱が並んで、回廊は涼しい影になっていて、内側(中庭)を眺めるこの構図。
宝物殿では百済観音が見られるのですが、なんて不思議な仏像なんだろうと思いました。長身で、微妙なS字の体勢。他の観音様ってすらっとしているけれど、もう少しがっちりして安定感があるように思うのだけど、百済観音はどこかふと消えそうな、希薄な、もう少し神秘性の高い雰囲気。
夢殿までいって、暑さと疲れで、もう帰ろう!と思って帰りました。
やっぱり、仏像とか飛鳥時代とかもう少し自分の中に知識が必要ですね。聖おにいさんだけでは駄目です(笑)
(いや大学時代に、仏教美術の講義を取っていたはずなんだけど。)
お土産は奈良漬、ばらまきお菓子、柿の葉寿司。特急の誘惑と闘いながら、名古屋へ帰りました。
ちなみに、今回の支出の40%は拝観料+ご朱印だったのにはびっくり。
そりゃ、ご朱印10ページだもんね。。。
あとは、近鉄フリー切符で今回の旅行の移動では、2040円オトクでした。室生寺とか長谷寺のバスで使えたのが結構良かったかな。