2019年7月26日 Day2
空港で到着した目の前に、ビザの発給マシーン。4つぐらいでそれぞれ係員の人が付いているので、全然操作には問題ないです。
噂通り日本は無料。そこまで優遇してくれるほど、何か日本はこの国のためにしたのか、疑問。申し訳無い気持ちにもなりました。
画面指示に従って、連絡先とかを入力するとレシートが出ます。これが証明書らしい。
イミグレの審査官はみんな女性。インドとかみんな男性だし、逆に女性だけって初めてかも、しかもみんな美人。うらやましい。イミグレでは全く何もなくサクサク通してくれました。荷物を待つ間に、両替。私はUSDで持っていきました。そこまで空港と街のレートは変わらなかった印象。
空港を出てみると、波打った建築。遠くにはコソボを思い出す鉄製フレームの建築。(後から知ったけどこっちもターミナルらしい)。近代的だけどこじんまり。そしてすっごい風。さすが火の国風の国。いい風でした。
出口目の前が駐車場で、シャトルバスも止まるらしく、わかりやすいです。出口のすぐ横に自動販売機があって、まずはそこでバクーカードを購入します。おつりはでないです。ある意味で合理的かも。
バスを待っていたら、同じくバス待ちのおじさんと仲良くなりました。ルーマニアに仕事でいっていたらしく、どこで降りたらいいかとか、詳しく説明してくれたので、全然困らなかったよ。バスはきれいなバス。近年まれにみる清潔感。ピッとバクーカードをかざして乗ります。安いから地元の人もたくさん利用しています。空港の職員さんたちの足でもあるみたい。ただ窓があみあみだったのが残念。車窓はきれいにみられず…
街に向かう途中の車窓はなかなか面白いです。地区によって建築様式が全然違う。それこそ近代建築の奇妙な建物があれば、ソ連時代の重厚なもの。昔の西欧の建物とか。見ていて飽きないです。なぜかそれらが調和している街。そんなこんなで30分ぐらい?で28May駅に到着。まずはホテルへ。
メトロは安心のソ連仕様。バクーカードでピッとして、奥深くへ潜っていく速度の速いエスカレーターに乗ります。しかしバクーはものすごく深く潜る。ふと向かいの登るエスカレーターを見ると、座り込んでいる若者が多数。そうだよねー長すぎだよねー。
鉄道はシンプル。日本では怒られそうな、完全停止前に横に動きながら扉があく電車。この感じ、東欧・コーカサスに来たなーってしみじみ思います。(ちなみに駅は基本的に写真不可です。これは隠し撮りしました、すみません。)
ホテルはこちら。
駅から徒歩2分ぐらい。階段に登るのさえ頑張れば最高。(昔のエレベーターがあったけど、動くんかな)8ベッドの女性の部屋で、4人ぐらい先客。中には年配のおばさんが泊まり込み(というか自分の家として滞在して)で掃除とかしていました。
荷物を置いてまずは観光案内所へ。ホテルからは一本道。日差しは強いけど強い風が心地よい。案内所で地図をもらうと、お兄さん、日本語で挨拶してくるからびっくりした。地図を見ると頑張ればぐるっと街の中心は歩いて回れるみたい。
あちこちに公園があって、みんながベンチで休んでいる。スーツ着てる人も多いし、金曜日の午後だったから、リラックスだったのかなー。
まずはカスピ海にご挨拶。やっぱり海なのか湖なのか。
すぐ横には議事堂があって、ヒルトンがある。遠目には近代的なビル、工事中のビルが見えて、手前は重厚な建物。対比が面白い。
大通りを渡るとショッピングセンターがあるので、フードコートでひとまずお昼ご飯。
しかし、アゼルバイジャンの料理が何かは不明、文字も読めず、売り子の女の子がこっちよーと声をかけてきたドネルにすることに。写真がいろいろあるんだけど、どれがおすすめ?と聞いたら、長い棒でこれーっとさしてくれた(笑)しかもお姉さん、私のことを美人ねーといってくるのでびっくり。どうやら中東からこのエリアの人には、日本人の顔立ち(細い目?)はよく見えるらしい。この後もあちこちでそうやって褒められました。良い気分だ。
飲み物はアイラン。お肉はちょっとクセがあったから、ラムかな?でもおいしくて安い。
トイレを借りて、カスピ海の公園へ。海沿いはずーっと公園になっていて、ベンチがあって遊園地とか散歩にもってこいのエリア。日差しさえ何とかすれば。波打ちがないからカスピ海とは戯れられないけど。そういう意味では、マケドニアのオフリド湖にちょっと似てるかも。
目線を挙げると、フレイムタワーがそびえ立つ風景。ずーっと旧市街のほうを歩いて、まずはベタに観光を。最初は乙女の塔。案内板に日本語があったのが興味深い。そんなに観光客いないはずなのに。15マナト。食事に比べると、アゼルバイジャンは観光地のチケットが高い。
上まで登って旧市街を眺める感じなんだけど、そんなに高くはないから、見晴らし台程度かな。
中は3‐4階になっていてそれぞれこじんまりの展示。ホログラムとか使っているけど、中身はそんなにない。見どころは、日の光が入りやすいように、窓の位置が場所によってずれているとか、階段横にちゃんと火を置く場所が作られている、とか、水が上から流れるような穴がつくられている、とか建築的な要素かな。
ここから旧市街を散策することに。もう迷路のようで、あちこちにホテルがあるのだけど、これお迎えに来てもらわないとホテルにたどり着けないパターン。
お土産物屋もたくさんあるけど、ほとんど骨董品ばかり。客引きもないから気楽だけどね。
小道に入ってうろうろしたら、宮殿を発見!この入り口でやっとツアーの客引きのこと遭遇。パンフレットのみもらって、宮殿へ。しかし、パンフレットには「このツアーでアゼルバイジャンの80%の観光地はいけます!」と書いてあったのには笑ってしまった。そんなに凝縮されているのか!
宮殿の入場料は15マナト。宮殿の中も博物館。外観も内装もイスラムデザインが素敵。細かい模様の繰り返し。
展示物では個人的には楽器が面白かったかな。ちゃんと音も聞けました。
宮殿横の城壁沿いには、レストランがたくさん。バクラバの売ってるお店も。
そうしたらまたツアーの客引きと遭遇。値段をみるとさっきと変わらないようだし、ちょうど現金があったので、いいかなと思って、ゴブスタン行きのツアーを申し込み。50マナトとのこと。ジョージアもそうだったけど、全体的に若者が多い気がする。特に観光業。
申し込みをして事務所をでたら、目の前のレストランから呼び止められた。店前で座っているおじいちゃんが。どこから来たのかと聞くので日本というと「トヨタさーん!」。さすが日本車の会社はどこでも知られている。レストランのオーナーらしく、これはどうだ、とメニューを見せてくれるのだけど、このレストランはビールがないとのこと。うーん、それならランチに来るよーとサヨナラして別の道へ。そうしたらすぐにバーの客引きと遭遇して、ビールが飲めるから、とご飯を食べることに。
スタッフみんな若い。ローカルビールとバクー風の餃子を注文。瓶ビールでおいしい。餃子はラム肉で、もちもちの皮。ヨーグルトをつけて食べるんだけど、ヨーグルトと合わせるとラム臭さが全くない!これはすごい!それからゆかりみたいなものがかかっていて日本みたい。(ゆかりほど風味はないけど…)
ここでもウェイターさんたちにちやほやされて(笑)良い気分で、宿へ。街の中心部はいつでも人が多くて、見ているだけで楽しい。
旧市街の入り口。
メイン広場
これは二度見した
トルコアイスいかが。
店頭でクタブを作っていたお姉さん。すごく愛想がよかった。
ヨーグルト?やっぱりビンで買うのかな。
ちょっと酔いを醒ましてから、海岸公園へ。ネットで見ていたけど、やっぱりフレイムタワーの表面の映像がすごい。
21時ぐらいだったけど、人はたくさん出ていて、治安の問題はないし、そういう意味では過ごしやすい街。宿に戻ってシャワーを浴びて寝ることに。シャワー室は3室、トイレは1つ。うーんバランス悪すぎる。