4. アイルランドに行こう:ダブリン

2017年12月31日 Day3

今日はがっつり観光日。一応大晦日ですが、日本に比べるとその感覚は薄い。

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まずはSt Patrick Cathedral(https://www.stpatrickscathedral.ie/)へ。

宿からは結構歩く距離で、ちょうど良いエクササイズでした。街はまだまだ目覚めず。モーニングできるカフェを探しているんですが、早すぎるみたい(といっても9時過ぎ)

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こういうかわいいお店がたくさん。

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ちなみにダブリンでは赤信号は、「右を向いて注意して渡れ」

 

典型的なゴシック。しかし流石大晦日、観光客は少ない(笑)

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まさかメサイアの初演奏の場所とは知らなかった。

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そこから歩いて、Little museumへ。

www.littlemuseum.ie

民家の一角という感じの美術館(中に入るとそこはかとないチーズの香りが。スタッフの人は気にならないのだろうか。

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2Fのお部屋は、物語に良く書かれるような調度品。ちょうど職員の方が説明を始めていました。ラッキー。

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イースター蜂起とジョイス、これがダブリンを語るキーワードです。彼曰く、ユリシーズアイルランド人にも難しいと聞いて、ちょっとほっとしました。しかし職員さん、「最後のページさえ読んだら、全部読んだことになるよ(ニヤ)」とのたもうた(笑)

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これで読んだって主張しよう(実際は帰国後に頑張って読了しました(笑)

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机の上の雑誌(Dublin Opinion)。内容が風刺ばかりで、結構面白かった。

 

一番上に行くと、U2の部屋が。知らなかったですが、アイルランド出身だったのね。

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1階は、バーナードショーの特集。ピグマリオンしか知らなかったんですが、作者がこんな人だったとは。(思いっきり、○○才まで童貞でしたって書かれていて、有名人も大変だ、と)

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そこからダブリン城へ。途中お腹がへって、おしゃれなカフェでランチ。アイルランドでフランス風カフェ(笑)でも次から次へとお客さん入ってきて、常に満席。

www.lepetitparisien.ie

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いや本当は看板にIrish style breakfastって書いてあったから、ここで食べられるかも、と思ったんだけど、実際は提供時間が過ぎていたみたい。ランチセットを注文。表から見えたタルトがおいしそうで、ついデザート付でフルセット。

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すごいボリュームだったんだけど、残すのももったいないし、頑張って全部食べて、ふう満足と思っていたら、隣の席のご夫婦に話しかけられました。「こんな細い体にこんなにたくさん食べて、驚いたよ!(Impressive!)」いや、そんなに細くないし(むしろ標準より少し+α)、確かに量はたくさんだけど、そこまで大食いと言われる量でもないし…いやー感じ方ってそれぞれ違うのね、とちょっと面白かった体験でした(笑)

 

パンパンのお腹をさすりながら、ダブリン城へ。

www.tripadvisor.jp

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お城というよりは宮殿かな。ダブリンパスの対象だったので受付をスルーして入ったけど、チケットの確認すらなかったな…王座とか絵とかどこにもある感じだけど、個人的に楽しかったのはウェッジウッドの間かな。ちょうど展示が当時のファッションということで、ここだけガーリーだった。

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ダブリン城の隣に、チェスタービーティライブラリー(http://www.cbl.ie/)というのがあって、そのまま流れていくことに。といっても開館が13時(珍しい)でちょっと待機。

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無料ですが、ここは行くべき!見ごたえがある。中はアジアとか中東の美術品がたくさんで、日本の絵巻からコーランまで。個人コレクションだけど、こういうことができる人って本当に先見の目があるのね、としみじみ思いました。ちなみにミュージアムショップには世界の絵本があって、日本はヨシタケシンスケさんの英語版が置いてありました。(確か撮影禁止だったので、写真がない…)

まだまだ時間があったので、今度はちょっと北側まで足を延ばして、City museumへ。(ものによってはヒューレインって書いてあるかも)。到着するころには雨がしとしと。薄暗い日の美術館というのもちょっと陰鬱な感じがあって好きです。

www.hughlane.ie

入口はパッと見小さいのですが、中は大きな空間で、巨匠の作品ばかり。印象派ロココもモダンアートも。ちょっと迷路みたい。

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ここも写真が駄目だったはず。無料だったし、雨宿りにもちょうどよかった。

 

駄目押しでもう1か所。すぐ隣のLiterature Museumへ。こここそ、中が薄暗く何か出そうな雰囲気の博物館。入口が普通のお家みたいで、入ったらすぐ横に守衛さんが座っていて、その横には受付。どちらも年配のおじさまが対応していて、本当に何かの世界に入り込んだ感じ。展示は昔ながらの、って感じで、古臭い感じ。

でもとにかく情報量がすごい。壁にぎっしり説明文や文豪たちの写真やらが貼ってあるのだけど、年代別に構成されているので、順番に見ていくと理解しやすい。ここはオーディオガイドを貸してくれて、耳に当てながら進んでいく方式。いやー久しぶりにたくさん英語を聞いたね。相変わらずの語学力の低さに泣いたよ(笑)2階にはラフカディオハーンの展示もあって、ちゃんと日本のことにも言及されていました。こうやってみると、アイルランドの作家って有名人多いね。文学を専攻している人にとっては、何時間でも滞在できるような博物館なんだろうな。私はなんちゃって読書好きなので、さくっと一周。でもここで見たことで、読んでみたい作家さんが増えました。

 

www.tripadvisor.jp

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ちょうどここを見終わったら、どこも施設が閉館するころ。大晦日で一応カウントダウンイベントに行こうと思っていたので、とりあえず部屋に戻ることに。夜ごはんは食欲がなかったので、スーパーでビールとおつまみを購入。この年最後の晩餐にしては侘しい(笑)結構な距離を歩く割にお腹があんまり減らないのは、頭を使っていないからかしら。

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たまにはジャンクもいいよね。

 

仮眠して、イベントへ。税関の前に特設エリアがあって、そこでコンサートをしていました。そのままカウントダウンになだれ込むんだけど、コンサートのチケットは売り切れていたので、あくまでエリアの柵外で待機。そんな人はたくさんいて、とにかくどんどん人が集まってくる。そして雨も降りそう…

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カウントダウンは皆で叫んで、花火が打ちあがりました!もっとすごいものかと思っていたけれど、こじんまりしていたなー。(ワタシの弟は、現地友達にカウントダウンはダブリンなんてもったいないと言われて、ロンドンに行ったらしい)

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でもみんなでお祭りのように騒げたので良しとしよう。一人旅でも。海外での年越しは留学以来。やりたいことリストにあった「海外で年越し」、叶えました(笑)!

外は寒いし、花火が終わったぐらいで、早々に宿に戻りました。しかーし、同室の子は誰もおらず(笑)さすが若者よ。みんな飲んだくれているな、きっと。