8. バルカン半島(西側)に行こう: コトル→ベオグラード

2017年7月29日 Day8

7時ごろ起床。キッチン付なので、昨日買った食材で適当に朝ごはん。旅行中はとにかく野菜の摂取が少なくなるので、サラダを食べたんだけど、一人で1食分の量が買えたはずがなく、全部食べきれず。こういうのが日本と違うなーって感じるところです。(いやスーパーによっては、一人分のサラダパックがあったりするんだけど、ここにはなかった…)

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なんてだらだらしていたら、8時ごろ玄関の扉にパスポートが差し込まれていたので、荷物を預けてチェックアウト。コトルの観光へ。

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コトルは城壁内が観光のすべてで、とっても小さい。でもすぐ目の前に湾があって、客船がたくさん泊まっていました。よく見たら、昨日ドブロブニクで見たMSCの船が止まっていた!大きな客船だけど、たぶんすべてオーシャンビューなんだろうな。みんな側面が全部バルコニーになっていました。いつかは、客船の旅もいいなあ。

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観光の密かな個人ルールに、「まず高いところに登ってみる」というものがあります(笑)コトルもばっちり、城壁内の奥から登山口があるのです。まずはここに上ることに。入場料3ユーロ。すでに日は高く、暑い。しかしそこに道があるから進むのです。えっちらおっちら上ることに。なにぶん体力のない人間なので、とにかく休憩をちょこちょこ入れて、荒い呼吸をしながら石でごつごつした道を上ります。

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他の観光客を見ていると結構面白くて、1-2歳ぐらいの子を背負って上るお父さんがいたり、「こんなの登って何が楽しいのよ!I want happy!」と文句を言いながら登る7歳ぐらいの女の子がいたり。それから猫も頑張って登っていました。とにかくコトルには猫が多い。にわか岩合さんに漏れなくなれます。

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20分ぐらいで教会があるのですが、そこで脱落している人もたくさん。でも私は頑張りました!全部で40分ぐらいかけて上った先に頂上が。やはりトップからの眺めって素晴らしい!コトルの美しい湾が遠くまで見えます。穏やかな水の流れに、緑の山々と水。リゾート地というのも納得。コトルに来たら絶対頑張って登ってほしいです。

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日なたは暑いけれど、日陰に入れば涼しくて。ぼーっと眺めを見ていました。因みに子供を背負ったお父さん、無事頂上についていました。すごいぞ。

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滑って転びながらもなんとか下まで降りて、お腹が減ったのでお昼ご飯を食べることに。適当に歩いて見つけたカフェで、やはり野菜を体が欲していた!ミカンのサラダに、フレッシュジュース。お茶も頼んだら、なんと蜂蜜がついてきたりして、おしゃれ。13.5ユーロ。街は狭い路地で構成されていて、そこにテーブルや椅子が並んでいるカフェがほとんどです。

www.tripadvisor.jp

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ドブロブニクは京都みたいな分かりやすい作りだったけれど、コトルは本当に迷路。迷い込んでいると、時々現れる小さな広場にストリートミュージシャンがいたり、教会があったり。でも本当に小さいので、ぐるぐる回っていたらだんだんわかってきます。

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あと、ここは街の真ん中ぐらいに公衆トイレがあります。もちろん有料だけど、私みたいなトイレの近い人間にはとってもありがたい街。

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ぐるぐる回っているうちにいい時間になったので、宿に戻って大家さんにタクシーを呼んでもらいました。ここからTivatの空港へ。観光地だけど小さい街だから、空港も超小さい。カウンターも少なくて、行列ができていて、あわてて並びました。でも30分ぐらいたっても全然進まなくて、周りも私もイライラ。どうも前のほうの家族のチケットに何かあったのか、係員が確認のために突然事務所に行って帰ってこなかったり。

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何とかチェックインを済ませて、中に入ってみたら、待合室も小さくて座る場所がない…ラウンジがあるってアプリには出ていて、アプリの通りに窓口に場所を聞いたんだけど、ない。結局行けず。行ってみたかったなー。といっても待ち時間はあんまりなくて、すぐに搭乗。

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思いっきり飛行機の横を歩いて乗り込むことに。エアセルビア。90周年みたいですよ。1時間なので水だけくれました。

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ベオグラード再び。バゲッジのところにインフォがあって、地図をくれました。街の中心部までは、タクシーで14ユーロぐらいらしいけれど、もったいないのでバスで行くことに。300RSD。

まずは聖サヴァ教会。中は工事中で教会としてみるものはないのだけど、工事中で内部を見られるのは面白い。こんなつくりなんだな、って感じ。

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ここから徒歩で歩いていくと、10分ぐらいでNATO空爆跡のエリアに到着します。しかしここにでかでかと軍の広告が貼ってあるんだから、皮肉だよね。知らなければ単なる廃墟としか見えないけれど、周りが官庁街できれいで立派な建物だからちょっと異様かな。

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アートセンターの横をとおって、いわゆる中心街を通ってずーっと歩くと、公園にぶつかります。城壁はあるけれど、いわゆる門の部分のみ。トイレもあったけど、特に問題ないレベルでした。公園に着くころには夕日になりつつあり、横を流れる川と街並みが見える気持ちの良い場所です。

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ぐるっと見てショッピング通りに戻ることに。絵を売っている人がたくさんいて、人もたくさん歩いていて、にぎやか。でも一本横に入ると小道があって、静か。

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本当はお妃様の家を見たかったのだけど、ちょうど閉館になってしまって断念。入口まで行ったんだけど、時間を確認したら駄目で、奥の入口に立っていたスタッフのおじいちゃんが、ちょっとすまなそうな顔をしてくれたので、許そう。

ただ、この向かいにある教会が素晴らしかった!内部の撮影は不可だったんですが、ここもフレスコ画と、それから多くのイコン。

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もう20時ごろになってしまったので、空港に戻ることに。流しのタクシーが多くて、すぐに捕まえることができました。運転手のノリがよく、ずーっと話していました。といっても英語ではなく、セルビア語で、なんとなく単語で会話した程度ですが(笑)日本は良い国だ、今度はラキアを飲みにゆっくり来い!といってくれたいいおっちゃんでした。

ベオグラードは、ラウンジに入ることができましたが、誰もいなかった…ご飯もいくらかありましたが、あんまりレベルは高くないです。電源はありがたいけどね。

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ここはゲート前で荷物検査があり、すごく並びます。なんとアブダビ行は満席。しかも席は窓側。深夜便だし、トイレに行かないようにするために機内食を食べずひたすら寝ました。機内食、食べたかった…