2018年3月25日
出張でスロバキアに来ており、運良く日曜日にお休みが取れることに!
こんな機会は滅多に無いので、ブラチスラバ日帰り旅をして来ました。
探して見ても長距離バスはなさそうで、鉄道旅となりました。チケットは事前にネットで購入可能。同僚も一緒に行くということで、手間を省くためにも、前日にネットで購入しました。
www.slovakrail.sk
私がいたZilinaという街からブラチスラバは大体2時間30分の距離。ただしIC(inter city)に乗るとこれが2時間になるので、これしか無い!いわゆる新幹線みたいなものですが、片道約10ユーロ。全席指定席で2等車でも無料のお水をくれるという太っ腹振り。ただし本数は多く無いようです。
私は8:17発、10:17着の便で出発。ジリナの駅は大きく無いです。
電光掲示板に電車のスケジュールと、どのホームに来るかが表示されるので、それを見て移動。ホームが決まるのは大体10分前ぐらいで、それまでは待機…
イタリアでもそうだったけど、対面式のシート。そこそこ埋まっていました。
チケットは二次元バーコードをメールに送ってくれるので、プリントアウトの必要なし。旅行者にはこれ重要。ちなみにwifiありで、快適です。つなげるときに、IDもパスワードも自動で入っていて、あとはOKを押すだけ。こんな感じの画面。
出発してしばらくすると、ペットボトルを乗せたカートと共に、車掌さん登場。高校生の男の子のお弁当箱みたいな大きな機械で、バーコードを読む(笑)そして500mlのお水のペットボトルも置いていく。まさか、500mlとは…
このICは途中にトレンチに一回止まって、ブラチスラバへ。トレンチは駅の目の前にお城があって、なかなか見ていて楽しかったですよ。一応、地球の歩き方にもページがあります。
ブラチスラバの中央駅はネットだと評判が悪いのだけど、地上階はバス乗り場につながり、人の出入りも激しくて賑やか。特に気にすることはなさそう。でも地下に降りるとトラムに繋がっていて、確かに階段には酔っ払いとか浮浪者はいたので、注意が必要かも。
まずはマイルールの高いところから街を見てみよう!ということで、ブラチスラバ城に行くことに。駅の前のバス停から93番に乗ります。電光掲示板もあって、何番のバスはあと何分で来る、という表示があるのでありがたいです。ちなみに↓のURLから、バス・トラムマップが確認できます。
https://imhd.sk/ba/media/mn/00001919/Day-Routes-20180312.pdf
因みにチケットは事前購入必要。バス停前にはたくさんの券売機(アナログ)があります。コインのみ。カードも使えるらしいけれど、なんだか色々と条件がありそうです。
15分有効で0.7€。たくさん乗る人は、もっと有効時間の長いチケットがいいと思いますが、往復の2回しか乗らないの私たちは、これで十分。
バスが来るのを待っていたら、現地の男性に声をかけられました。何かと思ったら、キリスト教のイベントのお知らせ(笑)実施日にはいないんだけどね、といいつつもチラシをもらったら、ついでにブラチスラバの地図もくれました。なんと優しいイケメン。しかもご丁寧に、お昼はスロバキア料理を試したらいいよ、とハルシュキーとクレープをお勧めしてくれました。こういうのも旅の楽しみですねえ。
因みに、一緒にいる同僚は英語が分からないし、ただ私の後ろをついてくるのみ(笑)
バスはチケットのバリデーションが必要です。乗降口の近くでパチッと印字して、お城の近くまでは4分ぐらい。バス停でいうと、3つ目だったと思います。
お城はもちろん高台にあるので、丘を登る必要あり。とりあえずそれっぽい道(ユダヤ博物館沿いですね)を歩くことに。この小道はすごく雰囲気が良くて、小さいけれどおしゃれなお店カフェが並んでいるのですが、残念、日曜日なのでほとんどがお休み。
途中の階段を歩いてみたら、あらショートカット。お城の目の前に出てきました。ただ入口は反対側でぐるーっとドナウ川をひたすら歩いたら、到着。
お城、と言って想像する建築ではないですね。中は美術館になっていて、チケットが必要です。一人8ユーロだったかな。
中は4階建てになっていて、各階に絵だったり、この建物の修復の歴史とかの展示があります。あとは教会もあったり。また、各階をつなぐ階段の豪華なこと。決めポーズで写真撮影しているカップルがたくさんいました(笑)
一番上には階段を上る必要があります。他のところに比べれば、そんなに階段の段数は無いかな。屋外ではなくて、ガラス越しです。でも旧市街は一望できて、すごくこじんまりした街であることが分かります。曇り空なのが惜しい。
そこから、旧市街へ。ちょうどお昼ごはんにいい時間。前日のリサーチを基に、下のレストランに行きたいなーと思い、そちらへ。後から見たら、地球の歩き方にも載ってた!裏道の突き当りにあります。この旧市街は細い横道があって、一部迷路みたいで、晴れていたらもっと楽しかったのに…
Prašná Bašta - Daily specials
観光オフシーズンだからか、空いていてすんなり食事にありつけました。クリントイーストウッド似(個人的感想です)のオジサマが対応してくれて、ハルシュキーとクレープを注文。クレープはなんと!スープの中に入っていました!これがイケメンお兄さんのオススメしたものだったのかは分かりませんが、スープはコクのあるシチューみたいなこっくりしたお味。おーいーしーいー!
ハルシュキーはニョッキの上にヤギのチーズ。流石ヤギチーズ。主張が激しい。味は濃くて、少し酸っぱい。好みは分かれるかなー。私は好きです。ただこれ1皿を一人で食べるのはつらいかも。少しの量をビールと共に、ちびちび食べたいなあ。
ランチ後は旧市街散策。土産物はよくあるお店ばかりで、ぐるっと見ておしまい。
買うものは無いな…と思っていたら、広場に出ました。ここは周りに大使館が多く、なんと日本の大使館もあります。なんという一等地にあるのだ。。。日曜日なので大使館はお休みですが、その建物の1階にもお土産物屋があります。(下の写真だと右の緑色の建物ですね)
ここ、日本人が好きな感じ!おすすめです。おしゃべり好きなマダムが、スロバキアローカルのワインとかジャムとかを置いています。ナチュラル志向って言ったらいいのかな。迷わず自分へのお土産にハニーワインとイチジクのジャムを買いました。(まだ開けていません…)
ここからちょっと歩いて、青の教会へ。大通りを渡って、ちょっとした住宅街かな、その中にあります。色は、パステルブルー。昔行った、キエフの聖ミハエル大聖堂を思い出しました。中に入れる時間は限定されているようで、ドアのガラスから中をのぞくのみでしたが、中もきれいなブルー。観光客もそこそこいました。
外ばかり歩いていたので、寒いと。どこかカフェに入ろうと同僚に言われ、途中にあったテスコの中にあったJulius Meiniに。チェーン店です。同僚はカフェラテ、私はカプチーノとティラミス。ティラミスは80%生クリームでしたがおいしかった。。。
ぼんやりしていましたが、まだ帰りの電車までは時間がある…同僚は特に行きたい場所もないし、ということで意見を求めてもしょうがないので(笑)、私は行ってみたかったナショナルギャラリーを提案していくことに。
川沿いにあるのですが、建築も見どころがあるしなんといっても入場料無料!時間つぶしにはもってこいだ!と寒い中、また旧市街を渡っていったのですが、なんと!なんと!工事中で、全く何もない!がーん。あまりのショック状態の私を見て、同僚大笑い。
もう、他に行くところもないので、テスコに戻って、買うものはないけれどスーパーチェックをすることに。あったかいしね。
内陸なので、基本は肉が豊富。おさかなは冷凍のみでした。。。あとはフリクションボールペンがあって、ちょっと驚いたり。
とにかく時間はつぶせたので(笑)帰りは、トラムに乗って駅に戻って、帰りましたとさ。
ブラチスラバはとにかく小さい。ナショナルギャラリーはともかく、いくつか美術館、博物館はあるし、ちょっと離れたところにもお城があります。のんびり、現地の人のように時間を過ごす、という目的ではすごくほっとする街なんじゃないかな。それに私みたいに日帰りでぱぱっとダイジェストを見るという日帰り旅の目的地としても十分。刺激を求める旅行者にはつまらない街かもしれないけれど、リラックスする旅であれば、よく見ると興味深いお店はたくさんあるし、穴場の旅行先だと思います。
あとは、いろんな像とか人形を飾っているのが目立ちました。色々と面白かったので、いくつか貼っておきます。
ちなみにこれは一番の有名人。
あとは客寄せかな。
(たまに気を付けないと、大道芸人がやってたりします。子どもが急に動いたのを見てびびってた(笑)