9. バルカン半島(西側)に行こう: アブダビ、ドバイ

2017年7月30日 Day9

無事定刻でアブダビ空港到着。乗り継ぎ時間は、ドバイ観光に充てることに。

まずは空港に荷物を預けます。。写真はないですが、Buggage claimの出口のところが、下り坂になっているんですが、その手前に、看板に荷物預かりはこっち、っていう看板がでています。でも出口らしきところはない。大体職員の人が常にいるので、こっち?と聞くと、秘密の扉(というほどではない)を開けてくれます。するとすぐに預かり所あり。1日で30AED。

ドバイに行きたい場合、エティハド航空の乗客であれば無料でドバイ⇔アブダビシャトルバスを利用できるんです。ただし、24時間前までの事前予約必要。エティハドのウェブサイトで予約可能です。実は、これ知っていたのでラッキー利用しようと思っていたのですが、結局できず(笑)

なぜかというと、今回の復路はベオグラードアブダビはエアセルビアアブダビ→名古屋はエティハド。こういう場合に無料シャトルバスは、ドバイ→アブダビという、帰ってくるときの便しか適用されない模様。何度やっても予約できず。予約時に全然わかっていなかったワタシ。あれーおかしいなあ、アブダビ発がないぞ…と良く分からず、勝手にドバイ行もあると思って、アブダビ→ドバイの時間帯で予約を入れてしまったのです!!でも予約上はドバイ→アブダビのルートですから、もちろんそんな時間に乗れない。しかも厄介なことに、予約の変更はウェブ上ではできない。(電話では受け付けるのかな。国際電話を掛ける気がなかったので、止めました。)お気を付けあそばせ。

 

で、しょうがないので市内のバスターミナルまで、タクシーで移動。流石お金持ちの国、タクシーは超安心です。片道85AED。バスターミナルは広々としていて、人も少ない。チケットカウンターには、ドバイ行はこちら、と分かりやすく書いてあるので迷うこともありません。優しいおじさまが対応してくれますよ。

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随時バスは出ているらしいですが、1時間以上はかかるため、朝食をターミナル内の売店で補充。ツナサンドイッチ。陽気なお兄さんが対応。

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目の前に止まっていたバスに乗り込みます。

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座席は自由ですが、アラブらしいなと思ったのは、バスの前方は女性専用シート。5-6列ぐらいかな。後ろに男性陣。冷房ガンガンで快適。太陽がまぶしいので、カーテンを閉めており、見事に車窓を見る間もなく寝ました。

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ドバイには2か所バスターミナルがあるらしいですが、私が乗ったバスは、屋外のバスステーションに到着しました。

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外は灼熱。これぞアラブ。バスステーションの目の前には大きなカルフールがあり、道の向こう側にはメトロの駅がすぐにありますので、ちょっと歩くのを我慢すれば、快適な環境に入れます。

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どうやらドバイのメトロは、日本企業が関わっているみたい。とっても馴染のある、タッチパネルの券売機にゲート、案内表示板。因みに行く場所が限られている方は、都度チケットを買ったほうが安く上がると思います。1日券もあって、私はそっちを買ったのですが、よく見たらそんなにたくさんの回数を乗らなかったので、もったいなかった。因みに、無賃乗車は厳しく罰せられるようです。なんと乗っている間に、検札があったので。こういうのって、メトロみたいな近距離電車では、ルール上あっても、実際に切符を検められることって、ほぼないと思うのですが(ヨーロッパとか改札がない国でも)、ドバイはあった!突然言われてびっくりしました。

 

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メトロは女性専用車両もあるし、普通の車両でも、端っこに女性専用エリアが設けられているところもあります。明確に線が床にもひかれていて、男性エリアは混雑していても、線の向こう側はスカスカ、という光景も見受けられました。もちろん、女性は男性エリアに乗るのもOKです。因みに、あわてて飛び乗った車両が男性車両で、3つぐらいの区間だからいいや、って立っていたら、男性に座りなさいと席を譲ってもらいました。(レディファーストなのか、むしろ男性エリアに女性はトラブルになりやすいから、座ったほうが良いと言ってくれたのか。ちょっと勘ぐってしまいました。)

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ドバイに行ったら絶対行こうと思っていたのは、もちろんブルジュファリハ!そこでまずはドバイモールへ。ブルヒュファリハは、事前ネット予約が必須です、だって入場料が格段に安くなるんですもの。しかし、時間指定があったり、注意は必要です。私の予約の時は、どの時間帯も空いていました。因みにスカイツリーと同様に、展望台の行けるレベルが選べます。本当に1番高いレベルは148F。その下に、124-125Fがあります。もちろん入場料が格段に違います(笑)148Fに行く場合は、ネット予約で、大体525AED。124Fで良い人は、210AED。倍以上です。でも、124Fは高さ452mでほぼスカイツリーの高さですが、148Fは555m。どうせもう来ることはないと思ったので、お金に糸目はつけず、148Fを予約しました。

Home | Burj Khalifa

 

ドバイモールはメトロの駅から、10分くらい歩きます。ひたすら、動く歩道と連絡通路を。ただ、横の窓から高層ビル群が見えるので、あんまり飽きませんでした。ちらちら見えるブルジュハリファで嫌が応にも気分は高まります。あ、ちなみにメトロの駅の改札前にもモール内にも、両替所がたくさんあるので、AEDがなくても大丈夫です。

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ドバイモールはさすがに広くて、しかもネットで見ると展望台の入口に止まるエレベーターが見つけづらいということで、迷わずネット情報の通りに歩きました。(下記を参考しました。大変参考になりました、ありがとうございます!)

ブルジュ・ハリファ(At the Top)への行き方・・・伝授します( *´艸`) ○゜*。゜旅*詩。゜*。○

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チケットを引き換える必要があり、まずは引き換えてからモールをぶらぶらしようかと思っていたら、この日は空いていたらしく、「次の回が空いているから、時間変更する?」と提案され、そのまま入場することに。夕日とか時間帯にこだわりがなかったので、ラッキー。148Fの人はVIP待遇なので、時間が来るまで入り口横の特別室で待ちます。秘密のドア、再び。中にはソファがあり、給仕のお兄さんが、デーツとアラビアコーヒーをふるまってくれます。私が一番乗りだったみたいで、ちょっといたたまれない。はいそさえてぃーの人は、当然のごとく振る舞うのでしょう(笑)そのうちどんどん人が増えてきました。全部で、20人ぐらいだったかな。中には8人ぐらいの家族で来ている方もいて、一体全部でいくら支払ったのか…

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時間が来ると、説明兼案内係の女性がやってきて、チケットの確認と簡単な説明を始めます。荷物チェックも厳しく、なぜか水以外の飲食物は没収らしいです。展望台の掃除のため??途中、色々と説明をしながらエレベーターに進みます。例えば階段で降りると9時間かかるとか。

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エレベーターは流石の高低差。耳がキーンとなります。降りると目の前にソファのあるくつろぎ空間があり、飲み物とお菓子で歓迎されます。因みにお代わりできました(笑)

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風景は、さすが!の一言。町並みは霞んで、日本みたいに遠くのほうまで見えるわけではないです。高層ビル群や道路を見下ろしてみると、人工的なんだなっていうのがひしひしと感じられます。この砂漠の中によくぞ作った!という感じ。

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30分もいたかな?下に降りるのはもう自由で、エレベーターを待っていたら、イケメン職員さんに話しかけられました。来年日本に観光に来るとのことで、色々話しました。日本に好意的なことはとてもありがたいね。

124Fから見るを、一気に地上に近くなったことが分かります。この差は大きい。こちらは観光客が多かったです。お土産物やさんもあるし。

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ここからエレベーターで降りて、出口に行く間に、どのように建設されていったのか、という過程の説明があります。何が大変だったって、上空の風との戦いだったらしいです。世界各国の企業の力を集結して建てられた、バベルの塔って感じかしら。(高さはどんどんぬかされるみたいですけど。。。) 
NHKアラビア語講座でも映像が流れましたけど、こんな灼熱の屋外でよくぞ工事したな、というのが一番の驚きです。人間ってすごい。

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長くなるので、分けます。

8. バルカン半島(西側)に行こう: コトル→ベオグラード

2017年7月29日 Day8

7時ごろ起床。キッチン付なので、昨日買った食材で適当に朝ごはん。旅行中はとにかく野菜の摂取が少なくなるので、サラダを食べたんだけど、一人で1食分の量が買えたはずがなく、全部食べきれず。こういうのが日本と違うなーって感じるところです。(いやスーパーによっては、一人分のサラダパックがあったりするんだけど、ここにはなかった…)

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なんてだらだらしていたら、8時ごろ玄関の扉にパスポートが差し込まれていたので、荷物を預けてチェックアウト。コトルの観光へ。

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コトルは城壁内が観光のすべてで、とっても小さい。でもすぐ目の前に湾があって、客船がたくさん泊まっていました。よく見たら、昨日ドブロブニクで見たMSCの船が止まっていた!大きな客船だけど、たぶんすべてオーシャンビューなんだろうな。みんな側面が全部バルコニーになっていました。いつかは、客船の旅もいいなあ。

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観光の密かな個人ルールに、「まず高いところに登ってみる」というものがあります(笑)コトルもばっちり、城壁内の奥から登山口があるのです。まずはここに上ることに。入場料3ユーロ。すでに日は高く、暑い。しかしそこに道があるから進むのです。えっちらおっちら上ることに。なにぶん体力のない人間なので、とにかく休憩をちょこちょこ入れて、荒い呼吸をしながら石でごつごつした道を上ります。

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他の観光客を見ていると結構面白くて、1-2歳ぐらいの子を背負って上るお父さんがいたり、「こんなの登って何が楽しいのよ!I want happy!」と文句を言いながら登る7歳ぐらいの女の子がいたり。それから猫も頑張って登っていました。とにかくコトルには猫が多い。にわか岩合さんに漏れなくなれます。

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20分ぐらいで教会があるのですが、そこで脱落している人もたくさん。でも私は頑張りました!全部で40分ぐらいかけて上った先に頂上が。やはりトップからの眺めって素晴らしい!コトルの美しい湾が遠くまで見えます。穏やかな水の流れに、緑の山々と水。リゾート地というのも納得。コトルに来たら絶対頑張って登ってほしいです。

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日なたは暑いけれど、日陰に入れば涼しくて。ぼーっと眺めを見ていました。因みに子供を背負ったお父さん、無事頂上についていました。すごいぞ。

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滑って転びながらもなんとか下まで降りて、お腹が減ったのでお昼ご飯を食べることに。適当に歩いて見つけたカフェで、やはり野菜を体が欲していた!ミカンのサラダに、フレッシュジュース。お茶も頼んだら、なんと蜂蜜がついてきたりして、おしゃれ。13.5ユーロ。街は狭い路地で構成されていて、そこにテーブルや椅子が並んでいるカフェがほとんどです。

www.tripadvisor.jp

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ドブロブニクは京都みたいな分かりやすい作りだったけれど、コトルは本当に迷路。迷い込んでいると、時々現れる小さな広場にストリートミュージシャンがいたり、教会があったり。でも本当に小さいので、ぐるぐる回っていたらだんだんわかってきます。

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あと、ここは街の真ん中ぐらいに公衆トイレがあります。もちろん有料だけど、私みたいなトイレの近い人間にはとってもありがたい街。

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ぐるぐる回っているうちにいい時間になったので、宿に戻って大家さんにタクシーを呼んでもらいました。ここからTivatの空港へ。観光地だけど小さい街だから、空港も超小さい。カウンターも少なくて、行列ができていて、あわてて並びました。でも30分ぐらいたっても全然進まなくて、周りも私もイライラ。どうも前のほうの家族のチケットに何かあったのか、係員が確認のために突然事務所に行って帰ってこなかったり。

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何とかチェックインを済ませて、中に入ってみたら、待合室も小さくて座る場所がない…ラウンジがあるってアプリには出ていて、アプリの通りに窓口に場所を聞いたんだけど、ない。結局行けず。行ってみたかったなー。といっても待ち時間はあんまりなくて、すぐに搭乗。

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思いっきり飛行機の横を歩いて乗り込むことに。エアセルビア。90周年みたいですよ。1時間なので水だけくれました。

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ベオグラード再び。バゲッジのところにインフォがあって、地図をくれました。街の中心部までは、タクシーで14ユーロぐらいらしいけれど、もったいないのでバスで行くことに。300RSD。

まずは聖サヴァ教会。中は工事中で教会としてみるものはないのだけど、工事中で内部を見られるのは面白い。こんなつくりなんだな、って感じ。

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ここから徒歩で歩いていくと、10分ぐらいでNATO空爆跡のエリアに到着します。しかしここにでかでかと軍の広告が貼ってあるんだから、皮肉だよね。知らなければ単なる廃墟としか見えないけれど、周りが官庁街できれいで立派な建物だからちょっと異様かな。

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アートセンターの横をとおって、いわゆる中心街を通ってずーっと歩くと、公園にぶつかります。城壁はあるけれど、いわゆる門の部分のみ。トイレもあったけど、特に問題ないレベルでした。公園に着くころには夕日になりつつあり、横を流れる川と街並みが見える気持ちの良い場所です。

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ぐるっと見てショッピング通りに戻ることに。絵を売っている人がたくさんいて、人もたくさん歩いていて、にぎやか。でも一本横に入ると小道があって、静か。

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本当はお妃様の家を見たかったのだけど、ちょうど閉館になってしまって断念。入口まで行ったんだけど、時間を確認したら駄目で、奥の入口に立っていたスタッフのおじいちゃんが、ちょっとすまなそうな顔をしてくれたので、許そう。

ただ、この向かいにある教会が素晴らしかった!内部の撮影は不可だったんですが、ここもフレスコ画と、それから多くのイコン。

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もう20時ごろになってしまったので、空港に戻ることに。流しのタクシーが多くて、すぐに捕まえることができました。運転手のノリがよく、ずーっと話していました。といっても英語ではなく、セルビア語で、なんとなく単語で会話した程度ですが(笑)日本は良い国だ、今度はラキアを飲みにゆっくり来い!といってくれたいいおっちゃんでした。

ベオグラードは、ラウンジに入ることができましたが、誰もいなかった…ご飯もいくらかありましたが、あんまりレベルは高くないです。電源はありがたいけどね。

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ここはゲート前で荷物検査があり、すごく並びます。なんとアブダビ行は満席。しかも席は窓側。深夜便だし、トイレに行かないようにするために機内食を食べずひたすら寝ました。機内食、食べたかった…

7. バルカン半島(西側)に行こう: ドブロブニク→コトル

2017年7月28日 Day7

7時ごろ起床。今日も晴天。部屋の上、はしごを上るとバルコニーがあり、ぼーっと景色を見ながら、昨日買ったパンで朝ごはん。

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宿のお母さんが育てているのか、ぶどうやイチゴのなる鉢植えがあり、キラキラ光る海と平和な住宅街。あー一生こんな生活ができたらいいのに。

荷物を預けて、まずは城壁へ。いくつか登れる入口があるらしいのですが、私は昨日入った旧市街入口すぐ左の入口へ。こういう城壁の観光地では珍しく、ぐるっと1周できるようになっています。たぶん観光の目玉がココ。お値段は150HRKです。

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ただし城壁ですから、直射日光にさらされるので、日射病注意です。

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城壁のところどころは道が広くなっていて、お店・カフェがあるし、First Aidの準備もあります。休みつつのんびり回るのが必須です。

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城壁に上って思ったのは、ここで一気にアジア人観光客が増えたこと。ボスニアとかほとんど会いませんでしたが、ここは韓国の人が多かった。まあ、それだけ有名な街ということです。城壁に上って街並みを見れば、自然と魔女の宅急便の音楽が脳内に流れました。

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のんびり歩いて1周1時間ぐらい。海の景色は抜群だし(水面がキラキラでまぶしい!)、反対側を見れば旧市街に住む人々の日常が見られるし、暑いけれど飽きないです。

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城壁を降りたら、中の散策開始です。

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ちなみにこのお店、おすすめです。クロアチア製の商品が基本で、ばら撒き用のお土産の調達に便利です。主に、石鹸とかバスソルトとか、女性向き。

www.medusa.hr

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おススメは奥にある丘の上の聖イグナチオ教会フレスコ画がびっしり。薄暗い内部のひっそりした雰囲気で、外の喧騒・キラキラとの差が大きく、別世界に入ったような気分になります。

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ここでお腹も減ったので教会前のカフェで昼食を。

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www.tripadvisor.jp

ここはLight Lunchというありがたいメニューがあり、私はダルマシア風パスタを注文しました。因みにてっきりホウレンソウとチーズがあえてあるパスタだと思っていたら、ペーストソースになっていて、あれ?となりました。まあ、これはこれでおいしい。合計112HRKでした。

 

ここから、入口のほうに戻り、ドミニコ会修道院へ。

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中の回廊には壁画があり、こじんまりしていて素敵。併設の博物館には戦争の弾の跡が残っていたりと、歴史を改めて見せられます。

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ガイドブックを見ると併設の薬局が取り上げられていて、化粧水がおすすめらしく、購入していく人が多かったです。テスターを見せてもらいましたが、無香料だったので私は買いませんでしたが。(個人的には、ほのかな香り付のほうが好みなんです。)

因みに、この回廊ではこの日の夜にコンサートがあったらしいです。夜テレビをつけたらニュースで取り上げられていたので。

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ここで良いころあいだったので、宿に戻って荷物をピックアップ。そうしたらバスで移動中に食べて、とオーナーが手作りのピールをプレゼントしてくれました。なんて素敵な方なんだろう。

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宿の近くにもバス停はあるのですが、時間を信じていなかったので、一気にバックパックを背負って、旧市街の入口まで駆け下りました。まだ若いぞワタシ。

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旧市街の前からバスに乗って、バスターミナルへ。思いのほか早く着きすぎてしまったので、目の前のカフェで時間をつぶして、バスへ。

案の定コトル行も、満員。しかしこのバスが曲者でした。通常はコトルまで2.5時間ぐらいのはずなんですが、なーぜーかーこの日はモンテネグロの国境が混雑していて、全く前に進まない。ゲートまでの道の途中は山の1本道(1車線ずつ)なんですが、バスの運転手がある地点に来たら急に反対車線を走りはじめました。おいおいと思ったら、ゲートのレーンで、バスは一般車と別だったみたい。それを知っているから、近くなったところで、一般車の列をごぼう抜きするという英断を下したわけです。もう、バスの乗客みんなで喝采(笑)

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結局なにが渋滞の原因かは不明なんですが、しいて言うのなら審査が非効率?バスの乗客も1度みんな降ろされて、一人ずつ窓口でパスポートを出して通される方法でした。他のところは、乗ったままでよかったのにね。ちょっと厳しいのは、何かあったのかしら?結局、コトルに到着する予定の時刻に、ゲートを通過ということになり、実際にコトルについたのは予定時刻の+2時間。はー長かった。

 

でも、モンテネグロに入国後は面白かったですよ。途中、バスごとフェリーに乗って、湾を渡るんです。みんなフェリーが動き始めたら、バスから降りて外を眺める。

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湾を渡るとすぐにターミナルです。ターミナルは結構小さい。ちなみにお金がないのでATMをまず探したら、チケット売り場の奥にひっそりとありました。あれは見つけづらい。売店のお姉さんが教えてくれたから見つけられたものを。

タクシーも常にいるわけではなく、どうしようかなと思ったら、目の前に流しのタクシーが。到着が20時だったんですが、ちょうどラッシュ時間みたいで、目の前の道路が混んでいたんですね。それでノロノロ運転してたこともあって、運よく捕まえられました。運転手はおばちゃんだったんですが、言葉が通じず、宿の名前や地図を見せてもよくわからないといわれ、最終手段として宿に電話をしてもらいました。

実は予約後に、宿からメールでアクセス方法の連絡があったんですが、常駐している管理者ではないので、到着したら電話を欲しいって言われていたんです。その番号を運転手のおばちゃんに見せて、何とか解決。念のための準備は必要だね。

急な坂をくねくね上った先に宿がありました。

www.booking.com

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アパートの部屋を貸し出している感じで、タクシーが到着したら、同じアパートに住んでいる大家さん?のおばちゃんが出迎えてくれました。英語は全く通じないんですが、お部屋には通してくれて、10分ぐらいしたら若いお兄さんがやってきました。管理人?スタッフ?は英語のわかるお兄さんが対応しているみたい。一通りの説明を受け、宿泊費を支払、パスポートを預けました。どうやらここは滞在証明/管理が必要みたい。朝起きたら、ドアの下の隙間から、パスポートが返却されていました。

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もうヘトヘト、お腹が減ったので、坂を下りて街中へ。坂の横にはショッピングセンター、そこからちょっと歩けば旧市街です。まずはスーパーで朝食の食糧を調達して、旧市街の中へ。レストランはいろいろありますが、もう考えるのを放棄して、目の前のレストランへ。ホテルのレストランでした。

www.tripadvisor.jp

そして、最後の夜だし奮発して肉!メダリオンを注文しました。20ユーロ。

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これは、お肉の中にハムとチーズが挟まったハンバーグみたいなもの。味が濃くて、おいしかったー!!

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観光地なので、夜遅くても人はたくさん。にぎやか。ぼーっとその様子を見ながらご飯を食べて、宿に戻ったのです。

1. アイルランド に行こう: 関空→アムステルダム→ダブリン

まだ夏の旅行記を書く終わっていないのに、年末年始の旅行がやってきてしまいました。

今年は短いお休みだけれど、訳あってどうしても行きたく、この航空券の高い時期に初の海外です。

 

2017年12月29日  Day1

やっぱり高い、航空券。16万円ナリ。いろいろ加味した結果、関空からKLMでダブリンに行くことにしました。

28日の仕事納めで一本締めをして、華麗に退社。近鉄アーバンライナーで大阪に前日入り。初めて乗りましたけど、アーバンライナーって座席ピッチ広い!でもテーブルが小さい。そこそこ混んでいました。

西田辺のドミに一泊して、翌日関空へ。

travel.rakuten.co.jp

 

関空はセキュリティに時間がかかると有名なので、朝早く乗り込みました。到着、7時(笑)でも凄い人でした。

空港に送っておいた荷物を受け取って、KLMは8時チェックイン開始。さくさく進んだのでひとまず朝ごはん。

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がんこずしのモーニング。(なんていうか、もう行くことはないだろう…味は悪くないけど、朝だからか対応がちょっと…)

関空はセキュリティにが(うちの会社では)常に激混みだという評判なので、もう先に入ってしまえ、と思ったら、なんと臨時ラインも用意されていて、さくさくっと出国完了。あれ…?

じゃあカードラウンジでも、と思ったら、満席で飲み物持ち出しのみ、という何とも凄い状況なのでした。

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外のベンチは分散されて、閑散としてる。

 

今回の行きはKL868:関空アムステルダム〜ダブリンというルート。KLMは初ということもあって、楽しみでもありました。

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12時間近くあるので食事は3回。

1回目、ビールはハイネケンでした。細身の缶がかーわーいーいー

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選択肢はチキンのトマト煮か、鮭とご飯だったんですが、前方の人、私も含めみんなチキン。CAさんも大笑い(笑)私の後ろから、問答無用で鮭になっていました。(鮭とご飯なんて、特別選びたくはない)

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結構容器とかにもデザインが施されていて、一つ一つがかわいい。右下のバターとかチーズの入った箱には、こんな文句も。

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ニクいね

 

残り5時間半ぐらいで、おやつのアイスクリーム。(硬くて大変だった。)

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 ちなみにコーヒーのカップもキンデルダイク推しです。

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個人的にはミッフィーだったら、尚よろし。

最後はみんな同じご飯、ビーフピラフ。

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 総じて、パンが美味しい。温めたふわふわのロールパン。隣の女性が、お代わりしたいと連呼していました。分かる〜

 

アムステルダムはみぞれ。アイルランドはシェンゲン外なので、セキュリティのみなんですが、ここ!凄くデザインが素敵でした。今まで色々な空港に行ったことがあるけど1番!半円になっているテーブルに、3ヶ所荷物を置く場所があって、用意のできた人から、コンベヤに発進。スキャンに進めるようになってる。しかも、トレーが大きいし、コンベヤの下から随時供給される。前の人をずっと待たなくてよくて、よく考えられていたんです。しかもPC出さなくてもいいらしい。写真がないのが残念。

と思ったら、たまたま日経ビジネス12月18日号に写真が載ってたのでお借りします。これこれ!

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せめて通過後側から…

 

3時間ぐらい乗り継ぎがあるので、プライオリティパスでラウンジに。

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軽食があってアルコールもある。スープと、パイが美味しかった〜

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大きな壁一面の窓から寒そうな外が見える…2時間ちょっとぼーっとして、ゲートの方へ。

改装したかな?空港自体が、2〜3年前に来た時と雰囲気が違う気がする。

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 KL941でしたが、悪天候の影響か、ダブリン行きは30分遅れ。しかしパイロット、最初の挨拶でえらく焦っていて、飛行も心なしか早め。着陸とか減速してる?とちょっとあれって思うくらいには、早くしたみたい。到着は15分遅れでした。チケットを買うときは1時間乗り換え時間のチケットも出てきたんだけど、スキポールを1時間で抜ける自信はなかったわ。急いだら確かに行けたのかも。

因みにサンドイッチが出ました。美味しかった。半分寝ながら食べたけど。

入国は厳しいという前評判をネットで見ていたので、ちょっと身構えていたのですが、質問が多いだけで答えられれば問題なさそう。言葉が心配な人はどうだろうね。質問内容は、何しに来たの?一人?知り合いはいないの?何日間?ダブリンの後はどこ行くの?って感じ。審査官の人は沖縄にいたことがあるらしく、日本は美しい国だよねーって褒めてくれて、無事入国。

 

出口に出ると、目の前にエアコーチのチケット窓口があり、さくっとチケット購入。7ユーロ。乗る人も多いけど、バスも次から次へと来るから、全く問題なし。

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シティセンター前とオコンネル橋の両方で止まるので、近い方で降りれば楽。

無事にさくっと宿にも着けました。

アビー コート ホステル(ダブリン)– 2018年 最新料金 

 20人部屋の女性ドミ。

 

 

 

 

 

6. バルカン半島(西側)に行こう: モスタル→ドブロブニク

2017年7月27日 Day6

 

7時ごろ起床で、地下のキッチンでお茶を。相変わらず誰も起きていない(笑)

朝ごはんは、お気に入りの7daysのクロワッサン2つ。暇で仕方がなかったので、ちょっと散歩。近くにひときわ高い塔があったので、行ってみたら立派な教会でした。中は入れなさそう。

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木陰のある歩道をぶらぶら。朝から人は少なく、穏やかで静かな時間。心が落ち着く。

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途中に素敵な公園があったので入ってみたら、な、なんとあの方が。

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ぐるっと一回りして、9時半ごろにチェックアウトをして、再度荷物を預けて散策へ。

朝からおじさまたちが数人集まってカフェでおしゃべりする姿をよく見かけるのが、バルカン地域。おばさまではなく、おじさま。朝の橋では、川への飛び込み練習をしている人たちを発見。

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実は週末は飛び込み大会が開催される予定でした。あと数日ずれてたら見れたのにー!川の水は夏なのに超冷たい。こんなとこ入れないよ~ちなみに土産物屋のお兄さんも出場するのか、水着で品出し。水も滴るイケメンでした。

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時間が来たので、バスターミナルへ。ドブロブニク行は流石!人が多い。これは、やばい、定員オーバーとか言われるのではなかろうか、と思い早めに列に並ぶことに。案の定、オーバーして乗れない人たちが出ました。ネットでも買えるし、窓口でも買えるし、パソコンで管理しているのに、なぜこれが起こるのか。あのPCはハリボテなのか(笑)この時間は、サラエボからえっちらほっちら来ているバスで、すでに相当な人が乗っていました。私の隣はアメリカ人。EUで留学中みたい。

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ボーダーは2回通過するけれど、ハンコをくれるのは1回目のみ。国境を超えると、急に景色に水辺が増えます。ターミナルの直前に緑の平野が広がっていて、きれいだったなあ。

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それから、客船が見えてきて、嫌が応でもテンションが高まります。

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ターミナルは人でごった返してるー!明日のチケットを買おうと思ったら、こんなに人がいるのに、窓口が1つしか空いていない(笑)もう1つは昼間の早い時間だったら空いていたみたい。日本の緑の窓口を見せてあげたい。。。

30分ぐらい並んでやっと購入。とにかく時間をかけたくないから、メモ用紙に時間と行先と枚数を書いてお姉さんに見せて、さくっと購入。効率よ、効率。

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因みにコトル行は、7:00, 8:15, 10:00, 11:00, 15:30, 17:30, 19:00, 20:30。私は15;30発を取りました。

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ターミナルの出口すぐにキオスクがあるので、そこでバスのチケットを購入。バスは結構すぐに来たんだけど、とにかく人が多いから満員バス。そこからひとまず旧市街中心へ。

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実はここで痛恨のミスを私はしていたのです。てっきり旧市街すぐの場所にホテルがあると思ったら、ぜーんぜん違っていたのです(笑)降りてマップを見たら、あれ…?もっと手前で降りるべきだったのでは。しかし目の前の中心部は車が連なり大渋滞。バスもタクシーも時間がすごくかかりそう。歩けない距離ではなさそうだったので、徒歩を選択したのですが、ここで2つ目のミス。ドブロブニクはなんと、坂の街だったのです!

平面距離は近くとも、そこはすべて上り坂&階段。重いリュックを背負って、ひたすら上を目指しました。山登りかい。

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え、こんな裏道を行くの??というところにお宿あり。

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www.booking.com

普通の住宅の1室を貸しているみたい。この形式はドブロブニクでは普通みたい。あちこちで普通のお家にホテルの看板をだしていたから。オーナーの男性は、昔輸送船で働いていて、日本に寄港したこともあったみたい。ウェルカムドリンクで手作りのお花から作ったジュースを出してくれて、これがすごくおいしい!お部屋はご家族の住んでいるところの2階がゲスト用。きれいで水場もお家の人とは別で、バルコニーはあるし、緑がたくさんあって、きれいな声で鳴く鳥が飼われていたりして、すごく気持ちの良い環境。お値段は観光地価格だけど、でもこれだけ素敵なら納得。

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因みに玄関のドアの鍵を渡してくれるのですが、なぜか私は相性が悪くて開けられない(笑)ご家族がやり方を見せてくれるのだけど、魔法のように彼らは開けられるのに私はできない。なんじゃこれ。大笑いされました。

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ちょっと休んで散策へ。一方通行が多かったり、バスも本数が思ったより多くないので、体力の続く限り歩いたほうが得策。脇道にこっそり階段が隠れていたりして、冒険の楽しみがある街です。一応ネットで各バス停の時刻表とかルートが見られるけれど、ちょっと不親切な記載かな。

 

迷路のような階段を抜けると、間違えて降りた旧市街の中心部へ。観光バスが次から次へと停止して、観光客を掃出し拾っていきます。

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そこから城壁の中へ。壁の中は思っていたより広い。大通りがあったり、お土産物屋、レストランが連なっていて、芸人さんもたくさん。常にお祭り!って感じで、ジブリ映画でよく見るご機嫌な街の風景。

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中は碁盤の目のように基本はなっているけれど、ところどころは違っていて、しかも縁に行くと階段を上らなくてはいけなくて、トラップは多い(笑)

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横道に入ると狭いけれど、その道に所狭しとテーブルを置いてレストランは運営されていて、いろんなレストランが並ぶ道は、テーブルコーディネートがいろいろ見られて、面白い。もうどこでもいいから、と目の前のレストランに入って夕食にしました。

(お店がどこだったか、後で更新します。)

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一人だからいろいろ食べられないし、結局ここでもチェバピシとビール。野菜が少ないぞーとちょっとがっかりだけど、添えられていたパプリカペーストが美味しくて、これは良かった。

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ちょうど日も落ちてきたので、ケーブルカーへ。手前にチケットカウンターがいくつもあるので、そこで買っておいて、列へ並びました。20分ぐらいならんだかな。

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日が暮れる直前で、空と海で青と赤のコントラスト、オレンジの街並みと緑の木々。しかも美しい三日月。あまりの美しい光景に涙が出てきました。

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頂上には、小さなレストランとお土産場所。あとは見晴台のみ。残念なのは西側にケーブルカー乗り場とそのケーブルが設置されているので、日が落ちるところはさえぎられてしまって、よく見られない。海側を見るための場所って感じですね。一応柵があるんですが、そこから岩場が飛び出ているので、結構柵を乗り越えて、岩場へ出て景色を見てる人が多い。ライトアップされた町並みや、暗闇に浮かぶ船。風も吹いて、ずっと見ていられる光景でした。

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もういいかな、というところで宿へ。ちょうどケーブルカー乗り場の前に遅くまでやっているパン屋さんがあって、そこで朝食を調達。

 

美しい光景がたくさん見られた一日でした。

5. バルカン半島(西側)に行こう: サラエボ→モスタル

2017年7月26日 Day5

 

いい天気。やっぱり同室の子は寝坊気味。流石にずっとは寝ていられないので、7時ぐらいに朝食。寒いぐらいの気温だけど気持ちいい。壁に囲まれていてとても静かで、他に人は住んでいないのでは、と思うぐらい。

 

今日はトンネルに行く予定で、10時に迎えが来るはずだったので、9時ごろ一旦、散歩にでることに。

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バシチャルシアも準備中。朝食をとっている人もちらちら。

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羊…?の丸焼き。

 

トンネル博物館は、街からちょっと離れていて、しかも公共交通機関を乗り継いだ上に歩くらしく、面倒くさがったアラサーはさくっと現地ツアーを頼みました。

(同室イラン人の子には、金額高いねーって言われたけど、短期旅行の社会人はときには時間をお金で買うのです。)

www.viator.com

 

ホステルに宿泊していたから、ドライバーさんが迎えに来てくれるのか半信半疑だったんだけど(笑)申し込み後に何も確認の連絡もないし、ドキドキしていました。大丈夫、10時にきちんとお迎えに来てくれました。

因みにツアーと書いてあるけど、個人ツアーで私のみ。ガイド付きって書いてある割に、ドライバーしかいないなと思ったんですが、たぶん現地にオーディオガイドがあったので、それのことかな。ネットで見ると、現地の方をガイドでお願いして行ったほうが良い…と書かれている方がいるので、ちゃんとしたツアーに申し込めばそうなんだと思われます。このツアーは、単純に料金は送迎料と思ったほうが良いかも。

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スナイパー通りをずっと走って、空港の反対側に博物館があります。閑静な住宅街に。「peaceful」という言葉がぴったりな場所。

因みにドライバーさんは22歳の若者でした。英語OKで、バスターミナルでのこととか、疑問に思っていたことを質問攻めにしていたら、到着。

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知らなかったらうっかり通り過ぎるような普通の住宅。でも当時を物語る銃弾の跡。ここにトンネルがあるのです。

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入口では係員のお姉さんに、ビデオ→資料館→トンネルで回ってね。とアドバイスをもらいます。当時の映像がリピートされているので、まずはここでビデオを一通り見ます。たった4か月で完成させて、浸水してぐしゃぐしゃになっている長いトンネルを、子どもも女性も通っていたこと。

 

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国連の管理下になった空港がどれだけ重要だったか。ユーゴスラビアの歴史は多少は本などで知っていましたが、サラエボについてはこの地図を見た瞬間、その悲惨さにやっと気づきました。

入口の住宅は資料館になっており、本当に狭いですが展示があります。またスマホがあれば、この中でのみオーディオガイドの役割をしてくれるシステムになっていました。

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トンネル内でレールを引いて、運搬に使用したり、

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この住宅からトンネルがどう伸びていたのかを展示していたり。

そしてここの地下から、当時のトンネル(25mしかない)へ入ることができます。

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身長160cmの私がかろうじて立って頭がすれすれの高さ。多くの人は腰をかがめて通らざるを得なかったのでしょう。

因みに入口には、この住宅の持ち主に関する説明もありました。ざっと読んだところで、このトンネルはこの家の一家が自主的に残すように働きかけたおかげで、今でも残っているとのこと。残りのトンネルはすべて埋められて残っていないとのこと。全く何のサポートも無かった中で、歴史を伝えるものとして必要だと信じ、守ってきたとのことでした。「政府」とか「民族」とか、何かわからない「集合体」と「個人」の信念・行動の対比がちくちくと胸に刺さります。

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庭にはこんな展示もあるのです。

 

じっくり見て、もう一回ビデオも見て、たっぷり2時間いました。ドライバーさんには旧市街入口で降ろしてもらい、お昼ご飯は気になっていたマクドナルドへ(笑)

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新製品だったらしいカエサルバーガー。で、でかい。(おいしかった!)

のんびりしていたら、そろそろ出発時間が近づいていたので、あわててホテルへ。荷物をピックアップして、バシチャルシアで3番トラムを待っていたのだけど、1番しか来ない(笑)15-20分に1本ぐらい来るって聞いていたのに、30分以上待ってやっとくる始末。3番トラムを目当てにしてる人がどんどん集まってきて、1番が来るたびにやれやれって顔を見合わせる(笑)

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この建物が終点なんだけど、実はこれ鉄道駅でバスはこの左側の裏にある。知らずに入ったら全くバスの雰囲気がなくて焦った(笑)インフォのおばさまに笑われた(笑)

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お久しぶりねのユーロライン。カウンターは2か所+両替所あり。

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そっけないレシートがチケット替わり。裏のバーコードは、乗り場に入るためのゲートで使用。

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何とトイレ付。久しぶりに見たな。バルト三国以来かしら。でも使えるかは不明。途中のバス停に止まりつつ、モスタルへ。

 

 

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大自然を見ながらひたすら昼寝をする。。。

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 モスタルのバスターミナルは、結構大きくて立派です。でも人はあんまりいないけどね。ひとまず翌日のバスのチケットを買っておくことにしました。(だって絶対ドブロブニク行は混んでるもの。。。)

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なんと、中は広いのにおばさま1人のみ・・・!ちょうどサラエボ行が来るそうで、急ぎのお姉さまたちを優先。でもPCフリーズ・・・ぴーんち。

どうやらドブロブニク行は、1日5便。7時、10時15分、12時半、17時40分、25時。10時は早すぎるので、12時半でチケット購入。

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今後のご参考に。

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専用の用紙に印刷してくれるので、ちょっと嬉しい。32マルカ。

チケットも手に入ったので、宿へ向かうことに。

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ターミナル近くの興味深い建物。

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カフェの立ち並ぶ道をひたすら歩くと、宿にたどり着きます。

今回の宿はこちら。

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宿は橋からすぐ近く。個室で、地下のキッチンにはフリードリンク。レセプションのお姉さんが親切で、色々と教えてくれたので、申し分なしの宿でした。

(ボブスタイルをみて、韓国人で男の子かと思った…とな。そりゃー色気も化粧も無いからユニセックスに見えたのか。色々と突っ込みどころがあるお姉さんでした(笑)

ちょっと休んで、まずは橋へ!!実は明るいけれど結構な時間だったので、博物館関係は閉館済みでした。

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土産物屋や、カフェの立ち並ぶ観光地の道を歩く先に、スタリモストが!

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アーチは結構急角度で、足元の石はツルツルなので、転びそうな人続出。

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歴史の跡。

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反対側にもお土産物屋がたくさん。

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ちなみにサラエボより、モスタルのほうがこういうお土産は安いかも。実はコーヒーセットの中にある蓋付きの入れ物だけをバシチャルシアで買ってるんですが、モスタルの表示価格のほうが安かったもの。(複数個買ったんですが、サラエボでは1個500円ぐらい払った記憶が。モスタルは記憶では300円ぐらい?が表示価格でした。)

見た瞬間、やっちまった…と思ったので。

 

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こういうのは万国共通(笑)

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そろそろお腹が減ってきたので、レストランを探すことに。本当は橋の手前に宿のお姉さんが割引チケットをくれたレストランがあったんですが、ウェイトレスさんたちが民族衣装を着ているところだったので、案の定行列。草々にあきらめまして、向かいの奥にあったレストランへ。

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流石観光地。チェバピ一択でした。

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ここは実は川沿いのカフェで、お願いしたら、ちゃんと川の見えるところのテーブルに案内してくれました。食事よりもこの立地!

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だって、日が暮れていく中、橋を眺めながらのんびりできたんですもの。やっぱり日が暮れゆく時間帯が、一番好きです。少しずつ街灯がついてきて、日が落ち切る前の青い空とのコントラスト。Magic hourとか言われるこの瞬間は、日本にいるといつの間にか過ぎてしまう。旅に出るたびに、こういう瞬間に立ち会えることができて、嬉しくなります。これだけでこの一日は良い日だった、と思うくらいには。

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アイスを舐めながら、土産物屋を冷やかしつつ、ホテルへ帰ります。

 

4. バルカン半島(西側)に行こう: サラエボ

2017年7月25日 Day4

つづき。

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歩き回って疲れたので、一休み。ちょっとおしゃれなカフェで、気になっていたボスニアコーヒーを飲みました!

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飲み方は分からず、お姉さんに入れてもらいましたが、どうやって飲むかというと…

・お好みで砂糖を投入。

・そこに上澄み(コーヒーの粉が浮いている)をすくって、カップへ。

・混ぜてから、コーヒーを注ぐ

(下の説明とはちょっと違うような…)

 味は、良く分からない(笑)とにかく濃くて強い!

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説明の文章を見ていると、銅茶器は保温性があって、いつまでもしゃべってられるって書いてあるのだけど、むしろすぐに冷めるんじゃなかろうか。

 

次に向かったのは、歴史博物館。スナイパー通りにあって、ホリデイインの目の前。ここで起きた歴史については、知っておかなければ…と思っていたので、トラムに乗って向かうことに。

 

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とりあえず来たトラムに飛び乗って、運転手さんからチケットを購入。そのまま席に行こうとしたら、駄目だよ~と一番前の席のおじさんが。チケットを私の代わりに、刻印してくれました。なるほど。こうやって乗るのか。それにしても、この国の人はみんな親切です。

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世界の車窓から

 

ちょうど帰宅渋滞?だったのか、途中の交差点で停止。車と共存しているトラムエリアなので、目の前に車が止まると、トラムも先へは進めないのです。5分以上止まっていたかな?先を急ぐ人は、次々に降りていきましたが、私は時間がたっぷりあるので
(←ここ重要!旅の醍醐味)、ぼーっと車窓を眺めていました。

 

バシチャルシアの前から出るトラムは、1番と3番。3番はスナイパー通りのとある交差点で、バスターミナルに向かって右折します。ちょうどそこが駅だったので、私は降りたんですが、なんと!運転手さんも降りて!レールの切り替えをし始めました。すごいですね、いまどき手動ですよ。。。

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 廃墟のような外観にビビりながらも、博物館に入場。5MK。大丈夫です、ちゃんと開館していました。2階建てですが、1フロアはそんなに大きくないし、もっと言うと展示物もわずかです。ただ内容が重いので、すぐにぐったりしました。

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1階の通路には、同じ場所を内戦前・後で写真を撮って比較したものを展示。その悲惨さに驚きます。今の姿を見ているだけでは、絶対に気づけない。

(余談ですが、先日愛知県美術館に行ったところ、常設展で写真の特集をしていたんですね。そこで「写真とはそこにかつてあったもの。」というような内容の言葉が書かれていて、この写真展示を思わず思い出さずにはいられなかったんです。)

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さっきのラテン橋前

 

奥の部屋には当時の映像が流れていました。法廷の様子だったり、これから行くモスタルの橋が破壊されている映像だったり。自分が生きている時代の戦争です。遠い土地の戦争という感覚。今でも戦争中の地域はある。その事実を改めて見せつけられました。

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物音ひとつない展示室。ヘッドフォンをつけると、爆撃の音と悲鳴。

 

 上の階には、すぐ隣にある美術館の展示品の一部を持ってきていました。美術館は、閉館中って書いてあるのだけど、さっき入っていく人を見かけたぞ。

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包囲されていた時に使用されていた様々な用具が展示されていました。配給に並ぶ人までもを襲ったという事実。その中でも楽しみを見つけ出そうとしていた人々。

大学時代の友人が、とある授業で教授が言っていたと教えてくれたことを思い出しました。「人間を絶望から救い出すのは、パンではなく文学(文化)です。」

 

どうしてもここを訪問したことを忘れたくなくて、Before-Afterのポストカードを1枚買いました。

 

ここからはそんなに距離がないことが分かったので、ぶらぶら歩いてバシチャルシアに戻ることに。

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かの有名なホテルの横を通ると、

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お役所と近代的なショッピングセンターがあって、(トイレを借りて笑)

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サラエボローズを発見したり

 

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巨大チェスに没頭しているおじさまたちを横目に見て、バシチャルシアに戻りました。

 

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インフォはバシチャルシアに複数ありました。

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決めポーズなお姉さん。

※ちなみにバシチャルシアは迷路のように入り組んでいますが、ちょっとした横道に有料トイレがあちこちに見つかるので、ご安心を!

 

お腹も減ったし。適当に目についたレストランへ。

www.tripadvisor.jp

ボスニアらしいものを頂戴!とお願いしたら、サルマ(ドルマ)が出てきました。

 

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トマトと、ぶどうの葉とピーマンの3種類。ピーマンは苦味が良いアクセントだし、トマトは甘酸っぱくておいしい!

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もちろん、サラエボビールも忘れずに。合計17.5MK。ボスニアは安心してレストランに入れる物価で嬉しい。

ぼーっと薄暗くなるのを待って、ちょっとライトアップされた町並みを見ながらホテルへ。数分離れただけなのに、とても静か。シャワーを浴びて早々に就寝。