4. バルカン半島(西側)に行こう: サラエボ

2017年7月25日 Day4

つづき。

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歩き回って疲れたので、一休み。ちょっとおしゃれなカフェで、気になっていたボスニアコーヒーを飲みました!

www.tripadvisor.jp

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飲み方は分からず、お姉さんに入れてもらいましたが、どうやって飲むかというと…

・お好みで砂糖を投入。

・そこに上澄み(コーヒーの粉が浮いている)をすくって、カップへ。

・混ぜてから、コーヒーを注ぐ

(下の説明とはちょっと違うような…)

 味は、良く分からない(笑)とにかく濃くて強い!

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説明の文章を見ていると、銅茶器は保温性があって、いつまでもしゃべってられるって書いてあるのだけど、むしろすぐに冷めるんじゃなかろうか。

 

次に向かったのは、歴史博物館。スナイパー通りにあって、ホリデイインの目の前。ここで起きた歴史については、知っておかなければ…と思っていたので、トラムに乗って向かうことに。

 

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とりあえず来たトラムに飛び乗って、運転手さんからチケットを購入。そのまま席に行こうとしたら、駄目だよ~と一番前の席のおじさんが。チケットを私の代わりに、刻印してくれました。なるほど。こうやって乗るのか。それにしても、この国の人はみんな親切です。

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世界の車窓から

 

ちょうど帰宅渋滞?だったのか、途中の交差点で停止。車と共存しているトラムエリアなので、目の前に車が止まると、トラムも先へは進めないのです。5分以上止まっていたかな?先を急ぐ人は、次々に降りていきましたが、私は時間がたっぷりあるので
(←ここ重要!旅の醍醐味)、ぼーっと車窓を眺めていました。

 

バシチャルシアの前から出るトラムは、1番と3番。3番はスナイパー通りのとある交差点で、バスターミナルに向かって右折します。ちょうどそこが駅だったので、私は降りたんですが、なんと!運転手さんも降りて!レールの切り替えをし始めました。すごいですね、いまどき手動ですよ。。。

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 廃墟のような外観にビビりながらも、博物館に入場。5MK。大丈夫です、ちゃんと開館していました。2階建てですが、1フロアはそんなに大きくないし、もっと言うと展示物もわずかです。ただ内容が重いので、すぐにぐったりしました。

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1階の通路には、同じ場所を内戦前・後で写真を撮って比較したものを展示。その悲惨さに驚きます。今の姿を見ているだけでは、絶対に気づけない。

(余談ですが、先日愛知県美術館に行ったところ、常設展で写真の特集をしていたんですね。そこで「写真とはそこにかつてあったもの。」というような内容の言葉が書かれていて、この写真展示を思わず思い出さずにはいられなかったんです。)

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さっきのラテン橋前

 

奥の部屋には当時の映像が流れていました。法廷の様子だったり、これから行くモスタルの橋が破壊されている映像だったり。自分が生きている時代の戦争です。遠い土地の戦争という感覚。今でも戦争中の地域はある。その事実を改めて見せつけられました。

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物音ひとつない展示室。ヘッドフォンをつけると、爆撃の音と悲鳴。

 

 上の階には、すぐ隣にある美術館の展示品の一部を持ってきていました。美術館は、閉館中って書いてあるのだけど、さっき入っていく人を見かけたぞ。

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包囲されていた時に使用されていた様々な用具が展示されていました。配給に並ぶ人までもを襲ったという事実。その中でも楽しみを見つけ出そうとしていた人々。

大学時代の友人が、とある授業で教授が言っていたと教えてくれたことを思い出しました。「人間を絶望から救い出すのは、パンではなく文学(文化)です。」

 

どうしてもここを訪問したことを忘れたくなくて、Before-Afterのポストカードを1枚買いました。

 

ここからはそんなに距離がないことが分かったので、ぶらぶら歩いてバシチャルシアに戻ることに。

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かの有名なホテルの横を通ると、

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お役所と近代的なショッピングセンターがあって、(トイレを借りて笑)

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サラエボローズを発見したり

 

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巨大チェスに没頭しているおじさまたちを横目に見て、バシチャルシアに戻りました。

 

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インフォはバシチャルシアに複数ありました。

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決めポーズなお姉さん。

※ちなみにバシチャルシアは迷路のように入り組んでいますが、ちょっとした横道に有料トイレがあちこちに見つかるので、ご安心を!

 

お腹も減ったし。適当に目についたレストランへ。

www.tripadvisor.jp

ボスニアらしいものを頂戴!とお願いしたら、サルマ(ドルマ)が出てきました。

 

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トマトと、ぶどうの葉とピーマンの3種類。ピーマンは苦味が良いアクセントだし、トマトは甘酸っぱくておいしい!

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もちろん、サラエボビールも忘れずに。合計17.5MK。ボスニアは安心してレストランに入れる物価で嬉しい。

ぼーっと薄暗くなるのを待って、ちょっとライトアップされた町並みを見ながらホテルへ。数分離れただけなのに、とても静か。シャワーを浴びて早々に就寝。

 

 

3. バルカン半島(西側)に行こう: ヴィシェグラード→サラエボ

2017年7月25日 Day4

朝は、前日にスーパーで買っておいたヨーグルトとか、昨日もらったブレキとか。そんなものを食べて、出発。結局、チェックアウトは、鍵を部屋に置いておけばよいとのこと。

 

ヴィシェグラードからサラエボに行くには、バスが2本あるとのことでした。1つ目は8時発(始発):ツアーリストインフォメーション前。2つ目は13時ごろ発(たぶん経由):橋を渡った向こう側。今後行かれる稀有な方のために、バス乗り場の写真を貼っておきます。

 

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1つ目。朝8時に、この駐車場に止まっています。

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2つ目。午後便。奥の白いカバーのかかっているところがたぶんバス停。

 

私が来たときにはこんな感じ。右奥の白いブロックがあるところが橋の入口です。

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15分ぐらい前にはすでにバスは停車していて、運転手や車掌はどこかに行っていませんでした。すでにおばあさんが2人待っていて、しばらくしたら車掌さん登場。

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チケットは15マルカ、荷物は1マルカ。出発を待っていたら、なんとオーナーAさんが見送りに来てくれました。もう、何といってよいやら。じーんときました。

 

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サラエボまでの道はとにかく山の中を走りますが、その光景が素晴らしいです。緑の山々、ドリナ川、そのうち渓谷が見えたり。見ていて飽きない美しい景色でした。私にカメラの腕がないのが残念すぎる。

山のトンネルを抜けると急に右手にサラエボの街が見えてくるのですが、何と大雨。おいおい。しかし、バスに乗ってみていると、サラエボが囲まれた街ということが良く分かります。また道の途中に「スルプスカ共和国にようこそ」という大きな看板があって、ボスニアの複雑さを急に見せられた気分になりました。

 

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サラエボにはバスターミナルが二つあります。今回は、スルプスカ側のヴィシェグラードから来たので、バスは東バスターミナルに到着。ここからトラムに乗って街中に行こうとしたのですが、乗り場の案内がない、地図もない。Informationのおじさんに話しかけても、英語は分からないから!チケット売り場に行って!と取り付く島もない。チケットのおばさまも、英語は駄目!トラムはあっち!と手振りで何とか教えてくれて、ひとまず出発することに。どうやら後日聞いたところによると、この世代の人たちはロシア語を学校で勉強していたので、ロシア語で話しかけたらよかったのかも。(いや、いくつかの単語しかしらないけど)

結局行き方としては、上の写真の奥(北側)に出ると、左手にターミナルに沿った道路があるので、ひたすら北へ向かうと、3分ぐらい歩いたところの右側に広場があって、そこがバス・トラムの乗り場になっています。

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こういう緑の歩行者道路を歩いていると。

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こんな広場が右手に見えます。これが乗り場。

ちょうど近くに若い子がいて、英語が分かったので、31番のバスに乗ったらよいと教えてくれました。

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バスは中に入ると、車掌さんがいて1.6マルカでチケットをくれます。バスはすごくきれいで、故障気味でしたがスクリーンで停車場を表示。Wifiもオッケー。

キョロキョロしていたら、これまた優しい別の若い子が、大丈夫?と声をかけてくれて、道すがら町のことについて説明をしてくれました。大学生で、今からはアルバイトに行くとのこと。人件費が安くて英語を話す人も多いから、アメリカの企業なんかがアウトソースでボスニアを使うことが多いとのこと。ボスニアでは400USDぐらいあれば、一か月暮らせるからどう?と聞かれ、それもいいなあと思ったのは内緒。

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スルプスカ側からスナイパー通りに出てくると、とたんに現れる戦争の跡。ほとんどのアパートは外壁をきれいに補修していましたが、少しだけ今でも残っています。

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よく見るとあちこちに、亡くなった方のための碑が残っています。

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そのうちに、オスマントルコ時代の街並みに入っていき、観光の中心部へ。ホテルは旧市街のすぐ近くを予約したので、まずは重いバックパックを置いていくことに。こんな住宅街みたいなところを抜けた奥に、今回の宿があります。

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厚い扉を開けると、小さな玄関の先にオーナーさんが。雰囲気は去年のスコピエの宿かな。玄関?のすぐ横の屋根の下にソファがあって、ここはフリーコーヒーやお茶があって、よく見たらウォーターサーバーも。オーナーさんは60代ぐらいのおじさま。少しの英語ですが、穏やかで優しい声で癒し系です。奥さまらしき方とも会いましたが、こちらはちゃきちゃきのおばさま。うーんこういうカップルって万国共通かしら。

相部屋でしたが、結局私とイラン人の女の子のみ。彼女は3か月も夏休みがあるらしい。私と反対のルートで、セルビアまで行ったら、アルジェリアに行くとか。うらやましすぎる。

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まずはお昼ごはん。広場の目の前のカフェで、ジュースとお肉のブレキのセット。6マルカ。うん、安い。うまい。

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ぼーっと眺めていると、観光客は圧倒的にムスリムの人が多い。後で聞いたところによると、アラブ諸国からの観光客が一番多いんですって。やっぱり食べ物とか文化の面で来やすいのかなーなんて、翌日のツアーのドライバーさんに言っていたら、いやいや彼らは近郊の自然スポットが目当てらしいとか、言われました。自然って。確かにアラブは砂漠ばかりだけど。

そこからは、まず旧市街をとにかくぶらぶら歩くことに。

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カンカンと叩く音もいとおかし。

いかにもトルコのものが多かったり

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こんなところに戦争の影響を見つけたり

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たくさんのカフェを横目に歩いて…

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歴史的に重要なココ!に来ました。これは何かというと、ラテン橋という第一次世界大戦の発端となる事件現場なのです。オーストリア皇太子が暗殺された場所です。といっても実際は橋の上ではなく、道を挟んだこちらが現場。

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写真中央にここが現場だよ~という文章が書かれています。そして、この建物は事件の博物館になっています。せっかくなので入ってみました。

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一言でいうと、ワンフロアでぐるっと何も考えずに歩いたら2分ぐらいで終わる小さな博物館です。皇太子のことや、犯人について関係するものが展示されているのみです。因みに入場料は、マルカ。先客は二人のみ。

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頑張って人形で再現してみたり。

はっきり言って、何も知らなければ通り過ぎる街角。こんなところに歴史上、重大なイベントが起きるのです。ラテン橋なんて、もっと大きいかと思ってた。旅に出ると必ず歴史のお勉強をもう一度したくなります。特に近現代史

 

(長くなるので、一旦ここで切ります。)

 

 

2. バルカン半島(西側)に行こう: アブダビ→ベオグラード→ヴィシェグラード

2017年7月24日 Day3

アブダビベオグラードは約6時間のフライト。3列ー3列の何とも中途半端な規模の便。セントレアで振り替えた時点で、通路側の席は確保できていたので、まずは安心して乗りました。因みに元々の便はエアセルビア運航でしたが、変更後はエティハドの運航でした。途中1回機内食が出ましたが、とにかく眠かったのでパス。しかし深夜便なのに赤ちゃん連れが多かった。前後の席にお子様がいて、なかなか騒がしい移動でした(笑)

 

さて、オリジナルの便(EY5995)は、23日12時すぎにはベオグラードに着くものだったのに対し、振り返られた便(EY71)は、24日5時50分に到着予定のものでした。

実はここで問題が。もともとの予定では、23日PMでベオグラードの観光をして、24日の朝にヴィシェグラードに行くバスに乗って移動しようとしていました。バスは7時発。もしこれを逃すと17時発(笑)なぜこんなへんちくりんな時刻表なのか。

ともかく、7時のバスになんとしても乗りたかったのです。4時過ぎから、早く到着しろ~!と神様に祈り続け、やきもきしていたのです。ネット情報では、空港→バスターミナルはタクシーで20-30分。バスのチケット購入の時間などを逆算すると、遅くとも6時15分にはタクシーに乗らないと間に合わない。もう頭の中でどう動くかシミュレーションをしていました(笑)

(因みに間に合わなかった場合は、ドブロブニクを犠牲にして1日ずつ予定をずらすつもりでした。ただし、ホテルのキャンセル料が発生するという最悪パターン)

さて、結局着陸は5時40分。そこから入国審査(列はあれど早かった!)をパスして、Baggageの場所には6時前に到着。よし、これなら間に合うぞ、とフロアにあったATMでセルビアディナールをキャッシングし、あとは荷物がでるのを待つのみ。

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ここの空港は小さいの早く荷物が出てくると予想していたのですが、まてど暮らせど出てこない。ローカルの人も明らかにイライラしていたので、私の感覚は間違いではなかった。もう間に合わない…と思った6時20分過ぎに、出てきました!!

これだけ乗り換えする前提のフライトだから、機内持ち込みにする前提でパッキングすべきだった、私のバカ!と落ち込んでいた時だったので、助かった!

すぐさま外に出て、目の前のカウンターでタクシーのチケットをもらい、無事にタクシーへ。東南アジアみたいに、一旦受付カウンターで行先を告げて、チケットみたいなものをもらって、乗り場に行くというシステムです。お値段は、街中までで1800RSD。

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最初は1本道でやきもきしましたが、途中から高速道路に出て一気に進みます。

 

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結果、6時25分に空港を出発→6時40分にバスターミナルに到着という、ウルトラCが実現!チケット売り場へ走り、7時のヴィシェグラード行を頂戴!と叫び、無事チケットと乗り場に入るためのコインをゲットしたのでした。しかもトイレにいく時間あり。」(ちなみに売店でパンを買う時間もあったけど、買わなかった。これは後悔…)

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チケットは1906RSD、トイレは50RSD。

 

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駅の改札みたいなところにコインを入れて、乗り場に入場。ここは他のバルカン地域でもよく見るシステム。バンみたいな大型車で6時間は嫌だ…と思っていたので、一応観光バスで安心しました。また、今回訪問した地域は、みんなバスで荷物をトランクに預ける際に小銭が必要でした。(去年のバルカン東南地域には、なかったはず…) ここでは確か70RSDぐらい。車掌さんが英語NGだったのと、急いでいてひとまず何枚かお札を見せて必要な分を取ってもらったので、正確な金額は不明。お釣りを見ると、そのぐらいだったはず。

 

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車窓はコーン畑か、小さな町か。いくつものバスターミナルを経由するので、ベオグラードではスカスカだったバスも、ウジツェあたりで満席に。因みに、Mokra Doraという観光地に近い場所で明らかな休憩がありました。

 

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いわゆる山頂のレストランみたいなところ。でも、トイレは探したけど見つけられなかった…10-15分ぐらいの休憩で、人によってはレストランでサンドイッチみたいなものを注文してバスに持ってきていたりしていました。いわゆる売店はないので、結局手持無沙汰でぼーっとしていました。

 

ここを出発すると、すぐにボスニア・ヘルツェゴビナの国境です。

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出国時は制服を着たお兄さんがパスポートを回収。そのままバスは動きだし、入国後になぜかヒッピーみたいなお姉さんがバスの中を回って返却してくれました。ホットパンツにガムを噛みながら、楽しそうに返却していくお姉さん。謎の人物でした(笑)

ちなみにボスニア側は入出国時には、スタンプはありませんでした。空路だったらあるのかしら。

 

ヴィシェグラードにはバスターミナルがなく、なんと街の道の途中で降ろされます(笑)さて、宿まで歩くか…と思ったら、なんとオーナーが迎えに来てくれていました!

www.booking.com

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到着予定時間を事前にメールで聞かれていたからか。まずは街を紹介するよ、と年季の入ったVWの車で、街を一周しながらどこに何があるかを教えてくれました。それからせっかくだから、と丘の上にある教会へ。(坂がきつすぎて、きっと一人では行かなかった…)小さくて、誰もおらず、とても静かで心が落ち着く場所でした。

 

そこからはひとまず宿へ。アパートの1階の部屋を宿にしていて、家は妹さんの持ち物らしい。オーナーのAさんは、英語は時々難しいけれど、とても優しく素敵な方でした。部屋を見せて、じゃあ!っていうので、いやいやチェックアウトはどうやったらいいの?宿泊費はいつ払う?とか質問攻めにしていたら、どういう流れになったのか、「まだドライブに行くよ!」と再度外へ。

 

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まずはツアリストインフォメーションに連れてってくれ、スタッフのお兄さんにMAPと翌日のバスについて、聞くことができました。

 

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そこから、再度車に乗って、山の中にある名所を案内してくれたAさん。保養所があり、公共のハマム(ただの水でしたが)があったり。ハマムの横にはレストランがあり、ちょっと休憩。お互いのことを話していたら、ビールが出てきて名物のプレスカヴィチェや、チェバピが出てきて、結果的にお昼ご飯を一緒に食べることに(笑)。いやーおいしかった!

Aさんは、私の父と同じ年で、昔は海軍にいたとのこと。柔道黒帯!今は引退して、ヴィシェグラードに移って、キャンプやドリナ川のクルーズなどを提供する会社のオーナーでもあるそうです。もし、興味があればぜひ、下記をご覧ください(英語ではないけれど)。

obidjibosnu.com

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お腹も膨れ帰ろうとしたら、隣のテーブルのご家族が、どうやらAさんのお友達だったようで、彼らのブレキを少し持たせてくれました。名物だから食べて、と。バルカンの地域の人は皆、旅人に親切です。

アパートに帰り、Aさんとはお別れ。ちょっと部屋で涼んでから、目的のソコルル・メフメト・パシャ橋へ行くことにしました。今回の旅行の目的の1つが、この橋を見ることでした。一応、世界遺産。春ごろにイヴォ・アンドリッチの『ドリナの橋』という小説を読んでいまして、その主人公(!)がこの橋なのです。

 

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再建されているので橋自体は、新しいです。でも周囲の青々とした山とゆっくりと流れるドリナ川の上にかかっている美しい光景をみていると、人間の小ささを感じます。小説では橋は変わらず、橋の上の人々の生活が時代と共に変遷していく姿が描かれています。

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ここから3分ほどの距離に、アンドリッチの家がありますが、資料館になっているわけでもなく、ただ家が残っています。

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この後も今回の旅行先では、アンドリッチの姿や名前をあちこちで見ることになります。「ユーゴスラビア」の小説家として、偉大な存在であることを感じます。

 

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夕日がつらい…ということでもう一度宿に戻り、ちょっと薄暗くなってから、もう一つの観光地のアンドリッチグラードへ。ここは商業施設が集まったエリアで、本当はたぶんもっと賑わっていて、色々なお店が並んでいる…はずの場所なんでしょう。コンセプトは。時期が悪いのか、これが普通なのか、あまり観光客は多くなく、お店もやっているのかやっていないのか。観光地としては大事な施設になるはずなんだけどな。

 

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カフェでアイスクリーム食べながら、日暮れをぼーっと眺める。

 

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完全に暗くなってくると、人々がわらわら出てきて、橋周辺のレストランがにぎやかになります。こっちの人はそういう生活スタイルみたい。

なんだか、日本の生活がばからしくなってくる光景です。人生を楽しむって何だろうね。

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1. バルカン半島(西側)に行こう: 名古屋→アブダビ

2017年7月22日 Day 1

さて、今年はセルビアからボスニアクロアチアモンテネグロ、おまけにUAEというルートで旅をします!

 

しかーし、なんとも不穏なニュースが。前日の便は、経由地の北京の天気が悪く、15時間遅れとのこと。おいおい、なんでピンポイントに、そんなことが。前厄だから??

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空港のフライトスケジュールは、定刻。

 

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Googleやエティハドの運行情報は、前日の便の影響か、7時間遅れとか、出てこないとかとにかくおかしい。ヤキモキしながら、空港に向かいました。

ウェブチェックイン済みで、早く荷物を預けられるかと思いきや、中国人の団体さんで長蛇の列。名古屋はひとまず定刻に出るとのこと。ただし北京発は遅れるのが決定で、つまり便は振替とのこと。はい、アブダビ観光決定。モヤモヤしつつ、搭乗へ。

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ほぼ満席でした。北京までの間、慌ただしくご飯が出る。選べるかと思ったら、全くそんなことなく、機械的に和食が配られる。いや美味しかったから良いけど、品数も多くないし、期待していたぶん拍子抜け。他の中東系の方が断然良い。

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ほとんどの人が北京で降りて、残ったのは10人ぐらい。私たちの視線もなんのその、お掃除の人たちが入ってきて、CAさんも一緒になって掃除。

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ここで本来は1時間程度の停止のはずが、4時間近い停止になるため、一回飛行機を降ろされることに。外に出るとベンチには横になっている人がたくさん。時刻は深夜1時過ぎ。おいおい…と思いながらひとまずベンチへ。入国防止のために、パスポートは地上職員に預けます。近くの席にいたフィリピン人のお姉さんと仲良くなって、話しながら待てたのがせめてもの救いか。

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お姉さんの制服かわいい、しかしみんなメガネにお団子頭で同じ顔に見える…

流石に飲み物とサンドイッチのサービスあり。おいしかったですよ。グルメじゃないからね(お

4時過ぎに再度搭乗して出発。しかしアブダビ行も再度満席。すごいなチャイナパワー。名古屋→アブダビの直行だと、たぶんスカスカで採算が合わないんだろうな。

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エティハド航空の設備はなかなか面白くて、枕が割れて首を支えられたり、ヘッドセットが磁石でくっつくようになっていたり。今まで乗ったエアラインにはなかった設備でした。ただし、不満は日本語対応映画が極端に少ないのと、離陸・着陸時に見られなくなること。そういう意味では、ANAとかはずーっと見ていられるからありがたいよね。途中で軽食でチキンヌードル配ってるけど、寝ぼけてたのでお断り。

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朝食はケーキかヌードルと言われて、ケーキは甘いだろう嫌だな、と思ってヌードルを選んだら、案の定中華料理でした。

でもおいしかった、八角がほのかに効いててお肉は柔らかかった。今思うとケーキっていわゆる西洋スタイルの朝食メニュー(か蒸しパン)だったのでしょう。昔カタール航空に乗った時、超甘いパンケーキが出てきたことがあって、それを思い出してしまって。

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アブダビ到着して、Transferに行かずArrivalに進むと、左手にサービスカウンターがあります。遅延により迷惑をこうむっている人たちはみんなこっちへ。結局、ベオグラード行に乗り換えができず、次の便は夜中2時に出発なので、エティハドがホテルを用意してくれていました。昼食・夕食付。流石オイルマネー

因みにフィリピンのお姉さんは、UAEは事前ビザがないと入国できないとのことで、空港内のSleeping Podという場所が用意されていました。

 

入国後、まずは皆で用意されたホテルへ。ホテルはHoliday Inn。シャトルバスに乗っていると、ちょっと気になることが。あれ、みんな大きなスーツケース持ってる。もしや、ピックアップ必要だった??と不安になってくる。 そんなこんなで到着後、移動中に仲良くなった日本人女性と中国人男性たち(みんな偶然にもギリシア行!)と意気投合し、一緒に観光することに決定。

え?鞄ですか?やっぱりピックアップ必要だったらしいです(笑)でもホテルのスタッフの方にお願いして、バゲッジクレームにもう一回チェックインさせといてって電話をしてもらいました。まあ、もともと便を振り替えた状態でタグがついていたので、たぶん大丈夫だろうとは思いましたが、その辺にほっとかれても困るので。

ホテルの昼食はいわゆるバッフェ。インド、アラブ、西洋風など結構いろいろあり、味もおいしかった!

 

そこからまずは4人で、モスクへ行くことに。

www.szgmc.ae

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ここは、いつかは行ってみたいと思っていた場所。(NHKアラビア語講座で紹介されていたので)帰りの乗り換え時に立ち寄ろうと思っていたところを、思いがけず往路で行くことになって、ちょっとテンションが上がりました。事前情報では、アバヤを借りられるけど地下にID持っていかないといけないとか、アバヤの貸し出し無くなったとかいろいろ書かれていましたが、今は大丈夫!

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まず入り口で服装と荷物をチェックされます。ちなみに私はロンジーを着ていて大丈夫かと思いきや、スカートをめくられてNGでした。下が素足だったからかな。たくさんのアバヤ風マント?ワンピース?があって、それをかぶって入るルールです。ID不要。レンタル料も不要。因みに入場料も無料。流石オイルマネー

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ホグワーツ in UAE

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外は42度。日差しは痛い。ただ、お祈りの間は冷房がとってもよく効いていて快適でした。あちこちに警備員の人もいて、悪いことをしていると注意されます。例えば中庭は明らかに入っちゃいけないと思うんだけど、たぶん人によっては分からないのだろうね。写真を撮るのに立ち入って注意されたり。

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とにかく白亜の外観が目立つのですが、内部は大きなシャンデリアやペルシア絨毯、細かな装飾がたくさん。よく見ると所々螺鈿になってる?

 

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そこから今度はショッピングしたいとのことで、アブダビモールへ。ちなみにすべてタクシー移動ですが、安いうえに快適です。前方にメーターと運転手の顔写真のディスプレイがあり、運転手曰くスピードメーターも設置されているらしい。あちこちに警察も多く、少しでも交通ルールを破れば罰金(400DHだとか)。やっぱり法律を守ることは厳しいらしく、そういう意味では治安は世界一って言ってもいいかも。

 

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モールはとにかくハイブランドが多かった。。。私は全くショッピングする気がなかったので、解散後はひとまず地下のCOOPで時間をつぶすことに。ここもフロアが巨大でした。食品だけじゃなくて電化製品も服飾も。しかしなぜか倉庫風の内装で、微妙に薄暗く、殺風景。

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アバヤ専用洗剤と、カンドゥーラ専用洗剤。両方を間違えて一緒に洗ったらどうなるんだろう…と邪な考えが。

 

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ぶらぶら歩いて、再集合。結局みんな何も買わなかったらしい(笑)中に入っていたホテルのレストランで冷たい飲み物で一休み。目の前がビーチになっていて、水着の人がたくさんいました。アラブの国で水着って色々な意味で冒険だと思う。(主に文化的なところと、日焼け的なところ)

 

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ここから今度は8つ星ホテルというよくわからない評価の、エミレーツパレスホテルへ。一人だったら噂の24kカプチーノを飲むんだけどな。ちなみに、ホテルの門で警備員の方に服装チェックをされます。実は同行者のうち一人がハーフパンツだったため、彼は入場を断られました。向かいのホテルで待っているとのことだったので、残りでホテルの中へ。

 

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ええ、すべてが金色でもう自分の目が何を認識しているのか不明。流石エイトスター。

(ちょっと愚痴。同行者のとある人はハーフパンツで入場を断られたことに差別だと憤慨していましたが、私はそれがここの文化ならしょうがないと思っています。特に中東地域がそういうことを気にする文化なのは、それなりに有名ですから、いくら観光地でもある程度の配慮と、現地文化の尊重は最低限の礼儀だと思っています。駄目と言われているところで写真を撮ろうとしていた人なので、そういう自由な性格の方なのだと思います。フレンドリーで良い人なんですが。)

 

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因みに入場を断られた彼が待っていたのは向かいのホテル。見た目がこの世の、この時代のものとは思えない…

エミレーツパレスからは歩いて迎えに行ったのですが、UAEはタクシー移動ありきのシステムだから、歩行者用の入口が見つからない(笑)やっと駐車場のあたりから探し出しました。。。

 

ホテルに戻って、夕飯は再度バッフェ。メニューはほぼお昼と変わらず。タクシーで結構な距離を走りましたが、4人で割って、大体一人15ユーロ。

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2時発のフライトだったので、23時ぐらいにシャトルバスが出るとのこと。やっぱりちょっと疲れていたので、バーのお誘いは断って(他のメンバーは翌日朝便)、シャワーを浴びて眠気と闘いました。。。眠い目をこすりながら、ベオグラード行の飛行機へ。。。

 

 

6.イタリアに行こう: ミラノ

2015年5月4日 Day7

朝ごはんはパンチーズ卵。ウェイトレスさんがコーヒー?と聞いてくれる。

Tちゃん、私がいない間に聞かれて困っていたみたい。そうだよね、最初はドキドキするよね。多少旅慣れた私に、彼女の反応は初めての一人旅を思い出させてくれました。

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朝からケーキ!

 

まずはドゥオモへ。ドゥオモって聞くと、フィレンツェの建物のことだと思っていたから、最初にミラノのドゥオモって聞いたときに??が一杯でした(笑)

 

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最初に、入口が良くわからずぐるぐる一周しましたが、結局最初にいたところにチケットオフィスがあったというオチ。

そして外壁は細かい装飾がびっしりで、目がおかしい。リトアニアの凍れる彫刻を思い出します。

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内部はとにかく高い。ケルンの大聖堂を思い出す高さ。流石、ゴシック建築!自分が小人になった気分ですし、この中にいたら、神は天の上にいるんだなと意識させられることを実感します。

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ステンドグラスも巨大で美しい!

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さて、ここからはTちゃんの一大イベント、「ブランド品ツアー」が始まります。まずはガッレリアを抜けて、ブランドショップが連なるモンテナポレオーネ通りへ行きます。

ここでディズニー好きのTちゃんが、ここがディズニーのモデルになっていることを教えてくれました。お姉さん、ディズニーなんて10年以上行っていないよ…確かに言われてみれば、記憶の底をたどってみると、こんな感じだったなー

 

実はね、ショッピングの時の写真は1枚もなかったよ(笑)ただ、思い出してみると、まずMIUMIUに行って、ヴィトンに行って、それからTOD'Sに行ったかな?実は私はブランド物に全く興味がないので、日本でだってブランドのお店入ったことがないんですよ。それなのに、ああやって、怖そうな警備員さんが入口に立っているお店に、先頭で入るという修行。いやー今後こんな体験は二度となさそうだわ、お金持ちのパートナーができない限り。Tちゃんのおかげで、初めての経験ができました。ありがたや。

ブランドのスタッフの方は皆優しい人たちでした。MIUMIUには、日本人のスタッフの方がいて、対応してくれました。Tちゃんご満悦。

でも今でも後悔していることがワタシにはあって、彼女をきちんとフォローしなくてはいけないのに、迷って意見を聞いてくる彼女に結構適当な受け答えをしたのよね。自分で決めればいいのに、って思って、ちょっといらいらしながら。あれは大人げなかった。本当に悪いことをしたな、と思い出すたびに反省します。

 

荷物も多いので、一旦ホテルに戻って、TちゃんがせっかくだからEXPOに行こう!と提案してくれました。確かにこんな機会は、今後一生ないかも。どんなものか、(愛知万博も行かなかった人間が)、ミラノ万博に行ってみました。

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あれ?

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あれれ?

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こ、工事中…?

 

というわけで、開幕したのに、人はがらがら(ボランティアスタッフのほうが多い)、まだ準備ができていないパビリオンが多数ある、というイタリア時間の流れる状態でした(笑)

二人で大笑いしながら、ひとまずぐるっと。結構距離がありますが。外観だけでも面白いところがあったので、いくつか写真を載せます。

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奥のスロバキアが目立ってるけど。

われらが日本は、ちゃんと食堂もできていて、そこそこ行列ができていました。入るのに結構な待ち時間だったので、並ぶのはやめました。でもメディアで見ていると、結構盛況だったんですね。

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美農吉とか、ココイチとか。流石、イベント+€の良いお値段でした。

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そして異彩を放っていたのはトルクメニスタン。特に内容は何もなかったんですが。

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フルーツとかアハルテケとか推しで、しかも入口にVIPルームもあって、これは近いうちにトルクメニスタンに行くしかない、と私のリストの上位に浮上しました。

 

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ミラノ万博は食がテーマって聞いていたので、どんなに世界中の料理がたべられるのかと思いきや、全く準備が完了しておらず、唯一のフードコートもやってるんだか、やってないんだか。建物の万博って言ったほうが正確なぐらい。

チョコレートでお腹は膨れないよ!とがっかり。結局、何も食べられず、本日の夕食は駅地下のスーパーマーケットで。

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寿司です、見ての通り。海外のお寿司は、面白半分でよく買います。魚の味が全くしないマグロでした。いや、さっぱりしていてこれはありなのかもね。

これが最終日の晩餐…

5. イタリアに行こう: ヴェネチア→ミラノ

2015年5月3日 Day6

 

相変わらずの雨。今日は移動日。朝に少し余裕があるので、荷物を預けて、再度ぶらぶらすることに。

そういえば、今日は日曜日。観光地も朝はのんびり。途中の教会のミサにもぐりこんだり、COOPに入って土産物をチェックしたり。(写真が全くないのはなぜか。)

 

とりあえず駅にめぼしいものがないかぶらぶら。…特になし。でも、この駅の隣にある教会が個人的にはよかった。写真撮影不可だから何もないのだけど、壁も天井も絵で覆われて、前方にはバチカンでみたような大きな柱のゲート。たまたまミサの時間だったから空いていたのかな?最後通りかかったら、扉が閉まっていたもの。ラッキー。

www.tripadvisor.jp

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さてさて、ここからミラノに移動します。12時50分発。1時間に1本みたい。ここに来た時とは違って、フリードリンクもなし。若いお兄さんが、車内販売やってたな。所要時間2.5時間。

 

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ミラノの駅は、ザ・ヨーロッパの駅って感じ。高いアーチ型の天井。そして、ヴェネチアの駅が小さかったせいか、ミラノの駅は地下街も発達していて、巨大~!という第一印象でした。(といっても、東京駅にはかなわない。)

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外観は国会議事堂みたいな感じ。重厚で巨大で、圧倒される雰囲気。駅前は広場になっていて、色々な人が座っていて、「都市」っていう感じがする分、物売りみたいな方も多い。天気が悪いのも相まって、ちょっと不安な雰囲気。

 

ホテルはここから徒歩3~5分ぐらい。近い!amadeusというホテル。

www.hotelscombined.jp

まあ部屋の狭さはもう慣れたさ。。。ひとまず部屋でくつろぐことに。テレビを見ていたんだけど、ちょうどアニメチャンネルで、ドラえもんとか戦隊ヒーローものとかで、なかなか面白い(笑)イタリアのドラえもんは、みんな日本名のままでしたよ!

 

実は今日のメインイベントは、最後の晩餐を見ること。事前予約制、でも取るのは難しい…という噂を聞いていたので、迷わずお金を払って外部委託しました。お願いしたのはここ。対応も早く、安心です。私のメモによると、一人3200円でした。

www.amoitalia.com

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最寄りの地下鉄駅から、10分ぐらい歩いたかな…?途中で、落書きを消すボランティア集団がいたり。ちゃんとした絵ならまだしも、落書きは駄目よね。しかも落書きがあるだけで、治安悪いんじゃない…?と不安をあおるし。この古い建物や雰囲気を尊重したほうが良いんじゃないのー?と思うわけです。

 

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こんな建物が見えてきたら、ここが最後の晩餐の場所です。教会と隣り合わせだったから、入口間違えちゃった。まずはチケットオフィスで予約したチケットをもらって、時間まで待機。

入口外が小さな広場になっていて、いくつかベンチもあります。30分ごとの入れ替え制で、とにかく入場のステップは厳しかったです。ちゃんと日本語音声ガイドを頼んでおいたので、建物入場後はそれを聞きながら全室で待機。きちんと前のグループがいなくなったら、案内されるのですが、クリーンルームか!というぐらい、前後の扉を同時に開けない。(後ろが閉まったら、前が開く。エアシャワーはないです笑)

 

もちろん写真撮影は禁止。中はひんやりしていて、絵は思っていたよりずっと大きい。本とかではテーブルの上ぐらいまでしか見えないことも多いのだけど、実物はテーブルの下の足元も見える。実はキリストの足元の部分は扉を作るために壁を抜いて無くなったとのこと。今でこそ、なんてことを!と思うけれど、作った当初はこんなに残るなんて思わないわよね。しかも食堂の(単なる)壁なんだし。全体的にはザラザラしていて、やっぱりキリストの頭に目線が行ってしまう。

それから実は反対側の壁にも絵が描かれています。こちらもお忘れなく。

 

30分なんてあっという間。でも本物が見られてよかった。古いものはどんなに頑張ってもいつかは朽ち果てるもの。それからバーミヤンパルミラみたいに、何が起こるかなんて誰もわからない。だからこそ、チャンスがあるのなら絶対に見られるものは本物を見たほうが良いのだと思うのです。

 

ここから晩御飯を食べに、ひとまずガレリアへ。ぶらぶらして、目についたところに決定!

www.tripadvisor.jp

結構、低評価だったのね。私たちには十分なレストランでした。ウェイターさんが当たりだったのかな?確かに請求額は良い値段で、場所代取りすぎー(1人5000円ぐらい取られたみたい。約2000円/皿ね。)

ミラノといえば、これだよね。

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生ハムー!ミラノ風リゾット!カツレツ!

外のテラスで食べました。カフェだから、中でちょろっと飲んでいる人もいるし、ジェラート持ち帰りの人も。生ハム、おいしいよね。カツレツ、薄くてサクサクしておいしかった。もう食べ物で思い残すことはないって、私のメモに書いてある(笑)

あとはティラミスを食べました。生クリームいっぱいで、あんまりティラミス感がなかった。ローマで食べたPOMPIのほうが、よく知っているティラミスだったね。

 

ドゥオモのライトアップを見ながら、帰りました。

 

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4. イタリアに行こう: ヴェネチア

2015年5月2日 Day5

 

朝食はこじんまりした部屋で。クロワッサンとか、ハムチーズ、ヨーグルトとか。コーヒーは機械があったな。

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あまーい

10時ごろゆっくり出かけたら、すでに外は観光客でいっぱい…何はともあれ、バポレットに乗ろうと駅前のチケット売り場に行ったら、すでに行列。すごい。。。中に入ったら運よく座れたので、景色を見ながら中心地まで。

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ひとつ前の列に座った3人父子。後ろから見るとそっくりで、ほほえましかった(笑)

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ゴミも物資も人も、物流はすべて船頼み!どんな建物にも船着き場があって、これが水の都か、と面白かったです。

 

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サンマルコ広場で降りてみたんですが、考えが甘かった。人だらけ、観光場所(鐘楼とか宮殿とか)はみーんな大行列。ディズニーランドに匹敵。各国からツアー客もたくさん。こりゃ、ガイドブックに載っているような観光名所は入るの不可能だな…と朝一番にあきらめがつきました(笑)ディズニーランドなら、「ここから90分」とかあるけど、こんなところにあるはずもなく。一体どのくらいみんな待つつもりなんだろうか…と並んでいる人の我慢強さにびっくりします。

 

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興味深いものがたくさんあるのに、人の多さに萎える…

 

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あきらめて、ぶらり路地散歩。もう迷路みたいで、自分がどこに向かっているのか全く分からない。もはやベネチアに住むしか、この町を攻略する術はないのか。

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腰を痛めそう。ゴンドリエールは皆、大分年上のおじ様たちだったし。

 

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散歩も飽きたし、ちょうど近場にあったアカデミア美術館へ。

イタリア絵画はあんまり詳しくないので、山田五郎さんが彼氏だったらなーと思う。旅に出ていつも思うのは、本当に自分は何も知らないってことね。旅の前の事前学習、本当に大事。

 

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この美術館は展示方法が面白かったかな。大広間の天井角にも絵が。バルコニーから除かれている感じ。

朝は曇っていたけれど、美術館から出たら雲が晴れていて、更なる散歩日和。目についたファストフードで、お昼ご飯。一人9ユーロぐらい。

www.tripadvisor.jp

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(余談ですが、私の記憶力すごい。2年前のメモも取っていないレストランを一発で見つけられちゃった。自分で考えて歩くから、なんとなく覚えているのよね。)

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そろそろゴンドラ乗ろうかな、と適当に目についた乗り場に。20分80ユーロぐらい。定番だけど、ゴンドラは絶対乗ったほうが良い!水の都は、船に乗ることで全く見え方が変わります。水位が…とかたまに聞くけど、こりゃすぐに水没しちゃうわね。時々説明をしてくれるゴンドリエーレ、寡黙なおじさまでした。

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渋滞中。

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カナルグランデに出ると、さすがに波が高く揺れる。流れも強いしタクシーもすぐ横を通るから、よくもまあ手漕ぎで進めたものだと驚きました。

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向かいの教会に入ってみたり。ぶらぶらしたり。

 

疲れたので一度宿に戻ることに。Tちゃんはお疲れで昼寝。夜ごはんもいらないって。私一人で、再度散策。

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駅から出て右側は、急に都会的。水の都の趣ゼロ。

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こんなものも発見。(左のお兄さん、すごくタイミングよくカメラ目線だ。)

 

ご飯どうしようかなーとふらふらしていて、昨日入ろうか迷った某レストランに。しかしこれが今回の旅の唯一の失敗でした!!

いや、自分が悪いんだけどね、入口のウェイターさんのオススメだっていうパスタをメニューも見ずにそれでいいわって言っちゃったのよね。その結果がこれ。

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おい、誰がこんな豪華なパスタを注文した?この瞬間、ああやられたーとがっくり。ええ、おいしかったですよ。サービスだって、食後のシャーベットもくれたよ。でもさあ、請求額は結構なぼったくりでしたよ。いや、どれだけ良いレストランで、新鮮な良い食材を使っているかはわからないわよ。それでもちょっと…というぐらいの値段でした。高い勉強代でした。

みなさま、メニューはちゃんと見て注文しましょう!!

前日のレストランのすぐ近くのお店ですが、そこそこ評判も良いらしいので、お店の名前は控えます。

 

本当はベネチアングラス・ムラーノグラスが欲しかったんですが、どのお土産やもニセモノか?という気持ちが拭い去れず、結局100%ベネチア産ではない、ガラスのピアスを買いました。いいです、デザインが気に入りましたから。