2016年7月31日 Day9
夜中に人の気配があって、ちらっとみたら2-3時ぐらいに、残りの三人が到着。あー夜着は大変だよね…と寝なおして、起きたら誰もいない。どれだけの強行軍か!お疲れ様です。。。
9時集合のバスツアー。私は事前に予約しておきました。
昨日いったアレクサンドルネフルスキー教会が集合場所。歩いていたら、前からガイドのお兄さんが声をかけてくれました。てっきり大きな観光バスで来るかと思ったら、いわゆるバンタイプの車2台。満席で、私は運転手と助手席に挟まれたところに乗ることに。(アジア人は小柄だからね)。参加者はドイツ、ウィーン、インド、中国より。Jさんと合流。
ツアーはボヤナ教会とリラの修道院に行くもので、案内にはAMリラ、PMボヤナって書いてあるんですが、ボヤナ教会の入場が特殊で時間がかかるので、ガイドOさんの判断で先にボヤナ教会へ。
車でソフィアから30分ぐらい。緑豊かなボヤナ。チケットは自腹。10LV。入場が特殊っていうのは、一度に8人までしか入れず、1グループ10分間のみだから。団体客が来ると待ち時間がとんでもないので、朝一番がベター。(私たちが1番と思いきや、前に日本人家族がいました。)
前の家族が出てくるまで、Oさんによる説明。奥から建物は3分割できて、それぞれ建造年が違うとのこと。一番奥が、オリジナル。
これが入口。前室があって、荷物はすべてここに置いていきます。中には警備員のおじさんと、係員のおばさんがいるので、盗まれる心配はなし。
中は撮影禁止なので、写真はありませんが、見事な鮮やかなフレスコ画で天井と壁が埋め尽くされています。入った瞬間、「わーっ」とつい呟くぐらい。2つの年代の絵があり、1つ目の上に描かれた部分なんかは、劣化・風化により2層になっていること、1層目の絵が確認できたりします。また、中には最後の晩餐が描かれているのですが、Oさんいわくブルガリアスタイルの晩餐らしい。とにかくたくさんの人物が描かれていて、とても面白いです。10分なんて、あっという間。
リラまでは、ボヤナから1時間ぐらいでふもとの町へ。ハイウェイでひたすら走ります。だだっ広い広場と山。なーんにもない。気持ちよく、お昼寝しました。
山の中に入って30分ぐらい走ると
駐車場。ここから5分ぐらい歩くと、到着です。
Oさんが周辺設備と、ざっくりした説明をしてくれて、1.5時間の自由時間。
まずは回廊部分から。あまりの鮮やかな彩色に口があんぐり。目がチカチカする。色々な聖人とかエピソードが描かれていると思うんだけど、これだけあるともう見る元気がそがれる(笑)
残念ながら、ここも中は撮影不可。中の雰囲気はソフィアのアレクサンドルネフルスキー教会を、ちょっとこじんまりした感じ。中央に金で装飾されたイコンの衝立があって、その見事なこと。
見ていたら、首が痛くなって、目がちかちかしてきたので、一旦外に出ることに。ここの名物として、ドーナツ屋があるので試してみることに。
行列ができているのですぐにわかるのだけど、これは…ドーナツっていうのかしら(笑)どっちかっていうと何かの衣を揚げたといってもいいかも。ちょっとしょっぱくて、粉砂糖をかけます。Oさんが脂っこいからお勧めしないといったけれど、確かに。おいしさを求めてはいけない。。。
(よくみたらおじさんに睨まれてる??)修道院の周りの建物には、博物館が2つとイコンの美術館があります。中途半端に時間が余ったので、イコンの美術館に行ってみることに(博物館は入場料が高かった…)
といっても、ワンルーム美術館。イコンをこれだけ見ていると、だんだん胸焼けが…でもイコンについて勉強したくなってきました。基本的に聖母子像は目線が怪しい。お互いを見るわけでもなく、信者をみている?どこを見ているのか不明。尊敬する北山修さんは聖母子像の比較をしていたけれど、このスタイルにどんな意味があるのか気になります。
お昼ご飯は途中にあった川沿いのレストラン。いわゆるツアー観光客が集まるレストラン。(中国人の団体さんがたくさんいました。)いろいろなメニューはあるけれど、基本は川でとれたマス。上の写真では分かりづらいかもしれないけれど、結構大きい!付け合せは食べきれなかった…
山の中だから、きれいな水が豊富。修道院内には、リラの水っていうペットボトルが売られていました(笑)
帰りは爆睡。チップの支払いも必要なく、集合場所で解散。15-16時ぐらいには到着して時間がたくさんあったので、まわれていないところへ。
結婚式らしきものに遭遇したり
寂れすぎていて、買うものが何もないツム百貨店でトイレを借りたり
モデルさんの撮影を盗み見たり(美男美女で目の保養…)
ご飯の時間までどうしようかなーとショッピング通りのベンチでぼーっとしていたら、またまた声をかけられることに。イスラエルからの旅行者のおじさん。こだわりの強いひとで、正直面倒くさいタイプの人だった(笑)、よっぽど話し相手がいなかったのか。イスラエルからは航空券+7泊ホテルで、400ドルらしい。本当かい。あとは事前に調査しないでリラに行こうとして、途中までしか行けず引き返したとか、夜はアボカドとバナナしか食べないんだとか。はいはい、と聞いていたら、生ジュースのお店を紹介してもらうことに。
昨日行った、噴水公園の手前だった。いわゆるスクワットショップ。列ができていたから、私は並ぶけどあなたはお付き合いする必要はないよ、と言ったら、おじさんはホテルに戻っていきました。
ジュースのおばさんは英語が分からず、前に並んでいた若者が通訳をしてくれました。ありがとう。氷は要るか?と聞かれて、「ダー」って返したら、笑われた(笑)分かるよ、その気持ち。
おなかもすいたし、時間もちょうどいいし、とぶらぶらしていたら、Trip Advisorでも高評価のレストランを発見したので、入ってみることに。
民族衣装と内装。中庭に席があるので、入口に人が見えなくて、入るには少し抵抗感がある。生ジュースでおなかがパンパン+暑さ+疲れで、お腹が減っているけど減っていないという感じで、どうしようか、とウェイトレスに相談。それであればと勧められたのが、カヴァルマという鍋料理。これが、おいしかったんです。きのこと柔らかい豚肉と玉ねぎにトマトベースのソース。上には卵が落としてある。すごくおいしかったのに、体調が万全ではなかったせいか、途中で酔って気持ち悪くなる。本当はもっと食べたかった…
休み休み歩いていたら、j気分も良くなってきて、おしゃれなジェラートショップを発見。誘惑にあらがえず、胃も大丈夫そうなので、列に並ぶことに。そうしたら、前の親子が面白かった。3歳ぐらいの女の子が、「アイス食べたい、チョコがいい!」というのだけど、お母さんは、「いつもそういって、途中で飽きて最後まで食べられないでしょ。チョコだけのじゃなくて、バニラと混ざっているのにしなさい!」と攻防戦。結局お母さんが折れてチョコが許されたのだけど、お店のお兄さんに、「お願いだから普通より小さくして、あ、そのくらいで十分。」と。
聞いてて笑っちゃった。漫才みたいなんだもの。
例のお母さんの手と、女の子と頭。フレンドリーなお兄さん。
クッキーモンスターとヨーグルト。ヨーグルトは味が濃い!
ホテルに戻ったら、23時ごろに同室の女の子到着。駅でメトロの乗り場が分からず、結局歩いてきたらしい。うんうん、わかるよ、分かりづらいよね。食糧調達しに、夜の街に消えていきました…